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イレギュラー・リズム・アサイラム
160-0022 東京都新宿区新宿1-30-12-302
tel:03-3352-6916 | email: info@ira.tokyo
新しいホームページ: http://ira.tokyo
営業時間 13:00〜20:00(月・水定休)

IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
1-30-12-302 Shinjuku, Shinjuku-ku Tokyo 160-0022
tel:03-3352-6916 | email: info@ira.tokyo
website: http://ira.tokyo
Opening Hours 13:00〜20:00 (Closed on Mondays and Wednesdays)


あなたのperzine、わたしのperzine
「Perzine Blues」
〜5人の女が作る5冊のジンリリースパーティー 〜

1.10.sat 13:00-23:00(19:00~スナック・タイム)
1.11.sun 13:00-19:30

場所:IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
   新宿区新宿1-30-12-302|Tel: 03-3352-6916
   http://irregular.sanpal.co.jp/


〈work shop〉両日とも参加受付14:00~18:30頃まで

●melt. のワンポイント刺繍ワークショップ
両日/参加費 ¥500
お好きな模様やイニシャルなど、 ちいさな刺繍をするワークショップ。初心者さん歓迎! ご自分の刺繍したいアイテム、 刺繍したい図柄(あれば)をお持ちください。 House On The Hillのアロマお掃除スプレーを 入れるのにピッタリなサイズの 巾着袋(別途売り)用意しますので、 そちらに刺繍してお持ち帰りいただくこともできます。

●House on the Hill アロマの生活雑貨作り(重曹消臭剤と拭き取りスプレー)
両日/参加費 ¥600
日常生活の小さな哲学を大切に、 なるべく自然・なるべく思索的・時にはちょっといい雰囲気、 なグッズ販売やイベント等を発信予定。 「House on the Hill」活動開始のワークショップは、 簡単便利お掃除グッズ作り! 重曹消臭剤と拭き取りスプレー二種、 どちらもお好みの精油をブレンドして オリジナルグッズを作成してみませんか? melt.の巾着にinも可能、 併せてのご参加お待ちしております。


〈exhibition〉
●melt. Mamiko Yamamoto
シリーズ個展「Sugar Blues」から“アナーコカワイイ”作品+Zine のテーマで作る祭壇でIRAの壁を飾ります。

〈food〉※1/10のみ
●Aya Miyake
タイ料理をベースにした おつまみ盛り合わせ 1プレート¥500 

〈shop〉
●SHE SAYS distro
●Sanae Miyamoto a.k.a Omiso

★1月10日(土)19時からは、IRAに一夜限りのスナックがオープン! 5人のママがおもてなしします。飲んで喋って歌っておどって23時まで!飲みにきてね★


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年末年始の営業は下記のとおりとなります。 新年は1月6日(月)より平常どおり営業いたします。


29日(月) 30日(火) 31日(水) 1日(木) 2日(金) 3日(土) 4日(日) 5日(月) 6日(火)
休み 通常営業 通常営業 休み 休み 休み 休み 休み 通常営業


fv_laparesse
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Coming Societies(Vol.1 香港&スペイン編)
路上の抵抗から、もうひとつの暮らし方へ


日時:12月6日(土)19時〜
入場料:無料(投げ銭制)

トーク:江上賢一郎
    Lee Chung Fong(リー・チュンフォン)

会場:IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
   新宿区新宿1-30-12-302|03-3352-6916|irregular@sanpal.co.jp


2012年からアジア、ヨーロッパの新しい「場所づくり」の現場を周り、写真撮影をしていくプロジェクトを継続中の江上賢一郎(Independent Researcher/Photographer) が、これまでに出会った人々とその活動を紹介していくトーク企画です。

第一回目の前半は、香港のアートスペース「活化廳(Woofer Ten)」のオーガナイザー、Lee Chung Fong(リー・チュンフォン)をゲストに迎えて、地域コミュニティ、アート、そして社会運動の3つの領域を横断しつつ活動する自身の活動、また今年9月に起きた香港の「雨傘運動」の中で生まれた抵抗の表現や集合的な創造の事例について話をしてもらいます。

「活化廳」は、これまで「地域コミュニティにアートはどのように寄与できるのか?」というテーマをもと、古い街並みを残す下町、油麻地を中心に活動を続けてきました。アートスペースをギャラリーとしてではなく、地域に暮らす人たちの出会いと交流の場(プラットフォーム)として開かれたものにするというWoofer Tenの活動は、コミュニティの問題を超えて、再開発や民主化といった香港の抱える様々な社会的問題にも踏み込んだプロジェクトを作り出してきました。

今年、リー・チュンフォンは、過去3年間の芸術と社会運動の領域横断プロジェクト「Art Activist in Residence」を一冊の本に纏めた「AAiR 2011-12」を香港で出版しました。この本は、海外のアーティスト、アクティビストをレジデンスに招聘し、それぞれの国や地域の問題と香港の問題と照らし合わせつつ制作された作品やプロジェクトを紹介するもので、日本からは、アーティスト、いちむらみさこさんの路上プロジェクト、素人の乱、松本哉さんが参加した「アジア有象無象会議2011-12」が収録されています。



後半では、江上が今年の9月に訪問したスペインのスクワットスペース「CAN MASDEU(コンマスデオ)」の写真スライドを上映し、2000年代にヨーロッパで新しい社会運動の波を作り出した世代が家族や子供を持ち、今ゆるやかで持続的な暮らし方を作り出そうとする試みについて紹介していきます。

アジアとヨーロッパ、それぞれの地域で実験的に生まれ、消滅や生成を繰り返しつつも確か存在する「来るべき社会の<かたち>」の数々。海外の色々な場所づくりに感心を持っている方、今起こっている香港の占拠運動について話を聞いてみたい方、はたまた近々香港に行くので、面白い場所を知りたいという方も、ぜひ直接お話して交流していきましょう。

※「AAiR2011-12」本の販売あり。




プロフィール

Lee Chung Fung(アーティスト)
1984年生まれ。香港在住。2009年からアートスペース「活化廳」の運営メンバーとして、油麻地の地域の中でのプロジェクトを開始。近年では、贈与としてのアートをテーマに、コミュニティ内での自律した経済圏を作り出すプロジェクトを手がけている。9月に、これまでのレジデンスプロジェクトをまとめた本「AAiR 2011-12」を出版。

Woofer Ten  http://woofer10.blogspot.hk/


江上賢一郎 (インディペンデント•リサーチャー、写真家)
1980年福岡県生まれ。早稲田大学 教育学部、エジンバラカレッジオブアート、ロンドン大学ゴールドスミス校 文化人類学修士課程修了。イギリス留学中より、アートとアクティヴィズム、贈与 経済、オルタナティブな自律空間についてのリサーチと写真による記録を始める。2011年度から、東アジアのアクティヴィズムとアートの領域を横断する ネットワーク作りを開始。

Kenichiro Egami http://www.kenichiro-egami.com/

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第9回 Tokyo Zinester Gathering
ZINEと音楽その他のライヴパフォーマンスの集い


2014年11月29日(土)・30日(日)
pool(桜台)
http://mdel.co.jp/pool/



プログラム

DAY1

日時:2014年11月29日(土)16:00開場 17:00開演
料金:2000円+1ドリンク

【Live】
フロリダ
DiSKOMARGAUX
その他の短編ズ
コルネリ
半額

※主にライブの日・zine無料配布&見本誌展示コーナーも設置されます。



DAY2
日時:2014年11月30日(日)14:00開場
料金:カンパ+1ドリンク

【Special Closing Live】
BREAKfAST

【演し物】
よれよれ
イワフチメグミ
内田るん

※主にzine展示販売交換贈与の日・各種演し物とライブもあります。



【ご案内】

第9回TOKYO ZINESTER GATHERING(通称ジンギャザ)は、2日間の開催です。
会場のpoolにはフロアがふたつあります。地下1階と地下0.5階。
両日とも、地下0.5階がzineの展示・配布コーナーになります。
1日目は夕方にスタート、地下1階ライブスペースに5組が出演・演奏します。
2日目は午後にスタート、地下1階ライブスペースはフリーマーケット形式でzineを出展できるエリアとします。



【ZINEの部・参加案内】
両日共にzineの見本誌展示・無料配布コーナーを設けます。こちらの出展料は不要です。ぜひ自作のジンをご持参の上、会場で自由に配布/販売/交換を楽しんでください。
見本のzineを閲覧して興味がわいてきたら、会場内で作者を探して各自交流・交渉してください。周りの人に「これ作ってるの誰?」と聞いてみましょう。
作品を持参するかたには、自分が作者だとわかるような装いを推奨いたします。自作のzineが見えるように持ち歩くほか、それとわかるTシャツ、腕章、バッヂなど、この機に作ってみてはいかがでしょう?
会場では、名札、クリップ、紐などを用意しますのでご利用ください。


・ジンビキアミスペース(見本誌展示コーナー・地下0.5階)

網(ジンビキアミ)とテーブルを用意します。クリップや紐を使って自由にzineを展示して大漁にしてください。スペースが足りなくなったときは、現場での譲り合いと工夫をお願い致します。
こちらに無料配布用の机も設けますので、zineを好きに置いたり貰ったりしてください。
後日の作品返却はできませんので、お帰りの際に自分のzineを忘れずにお持ち帰りください。残っていたものは最終日に後片付けまで残っていた人たちで処分いたします。


・ジンストールスペース(30日14:00〜19:00頃)

2日目は地下1階のライブスペースが、フリーマーケット形式でのzineの展示販売コーナーになります。
出展希望のかたには、当日TOKYO ZINESTER GATHERINGオリジナルの布(ジンストールストール)を1000円で販売します。1枚の面積分が出展エリアです(1メートル四方程度を予定)。
こちらの枠での参加は先着順になりますので、ご希望のかたは次項を参照して参加表明メールをお送りください。


・参加表明・情報ペーパー
参加表明をいただければ、イベント当日配布の情報ペーパーとウェブサイトに掲載します。以下の情報をメールでお送りください。
締切:11月21日(木)延期!→11月25日(火)
宛先:zinestergathering(at)gmail.com


第9回TOKYO ZINESTER GATHERING参加予告
・名前(個人名・グループ名・誌名など)
・連絡先(URL・メールアドレスなど)
・紹介文(140字まで。どんなzineなのか・活動内容)
・参加予定日 29日・30日
・参加希望枠 無料配布・見本誌展示・ストール



・郵送での参加受け付けます

当日会場に足を運ぶことはできないけれど、zineを無料配布してほしい・見本誌を展示してほしいというかたは、poolまでお送りください(この場合見本誌の返却はできませんのでご了承ください)。


・zine?
このイベントでやりとりされるzineは「個人または有志のグループが(金銭的な収益をあげることを第一の目的とせずに)自主的に制作する出版物」とさせていただきます。営利企業や宗教法人が組織的に制作する広報誌等での参加はご遠慮ください。

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原爆の図 丸木美術館で開催される「今日の反核反戦展2014」に、IRAを拠点とする「A3BC 反戦・反核・版画コレクティブ」が出展します。11月22日(土)はオープニング・イベントがあるため、IRAはお休みします。



今日の反核反戦展2014
会期:2014年11月20日(木)〜12月13日(土)
会場:原爆の図 丸木美術館


冒されないアートを――すべての核・あらゆる戦争にノーを――

戦争は何故起きるのかという問いに、論理的には答えを出すことが可能だが、では、戦争が起きないようにすることは可能か、という問題に応えるのは極めて難しい。だが、その一つの答えと言えるかどうか、わが国はあの大戦争での無残な敗北の結果、その痛切な教訓として、武力を放棄し二度と戦争をしないことを誓い、理想的な平和憲法を創った。けれどもその後、戦争は世界のあちこちで殆ど絶え間なく起きている。テロとの区別もつかないような戦争が……。

何故起きるのか、ここで強いて単純にその理由を考えてみると、先ず要因として、民族・宗教・制度・思想・信条・イデオロギーの相違、対立があり、その上に経済的利害損得のせめぎ合い、争いが憎しみを伴って加わる。それが個人の単位でなく集団や国家の間で起きるのがテロであり戦争なのだ。

経済は、人間の度し難い欲望と感情によって動き、政治は、その経済と不可分の一体である。戦争は政治の最終的形態である、とクラウゼヴィツは言っている、だとすれば、戦争の究極の原因は、国の経済・産業を担い動かしている当事者たちの「欲望」という名の心的エネルギーの蠢く場の中にあると言わなければならない。一口に欲望と言っても、食欲・性欲という生存本能を根底として、それに付随する物欲・金銭欲・権力欲・支配欲・名誉欲・その他分類するのも困難な、多岐にわたるさまざまな種類がある。それが単に、当事者の個人的な欲望としてではなく、それらが集合し絡み合い、政・官・財の集団的欲望すなわち政治の欲望=国家の欲望となって膨れ上がり、それが他の国の利害と衝突して暴力沙汰となる、それが戦争だ。

ところで「芸術」は本来そのような「政治」とは異なる位地にあるものだ。心と体、形而上と形而下の関係、というべきか。しかし、芸術家もまた「生活」という次元で政治と密接に関わらざるを得ない、だから芸術が政治と全く無縁であることは不可能なのだ。それかあらぬか陰に陽に、政治は作家の生活を通じて芸術に干渉する。芸術が政治に有害な作用を及ぼさないためでもあろう。もし、ひとたび非常事態(戦争)が発生すれば、表現の自由など容赦なく踏み躙られる。そのことは、かつての戦争が厭というほど証明してくれた。だからわたしたちは、そのような政治の身勝手を許してはならないのである。

しかるに、この国の政治家たちは、あの敗戦による得難い教訓として立派な平和憲法を作り上げたにもかかわらず、自らが守るべきその憲法を忽ち邪魔者扱いにしはじめた。それは、アメリカの帝国主義的世界戦略に乗せられたせいでもあるのだが、とにもかくにもこの国を昔の姿に近付けたいとする保守的政治の力学は、戦後絶え間なく復古に向けて作用し続けたのである。特に先の衆院選で自民党の安倍政権が返り咲いて以来、大勝した勢いに乗り、ここぞとばかり「戦後レジームからの脱却」と称して戦前的旧体制への回帰を急ぎ始めた。目指すは、念願の憲法改正(改悪)そして戦争のできる「強く美しい」国造りである。それで、「アベノミクス」とかいうあやかしの景気回復術を弄しながら「特別秘密保護法」をはじめ、矢継ぎ早に幾つもの悪法を成立させてしまった。国益のため、そして同盟国アメリカのためには、戦争も辞さない、という構えである。そのためには原発もまた廃止するわけにはいかないという。

このような危機的状況を前にして、わたしたち美術に携わる者は、政治と芸術の関係について深く思いを致さなければならない。その上で美術(芸術)の表現者は、おのれの仕事が、何者にも命じられたり指示されたりしたものではないこと、全く内発的欲求によるものであることを常に自覚していなければならないのである。

さもなければ、生活という名の内的現実に深く入り込んでいる政治という外的現実が、いつしか芸術を冒していることに気が付かず無頓着になるかも知れない。もし、その内発する欲求以外の様々な欲望がそこに(作品に)混じれば、それはその分だけ芸術の純粋性を失うことになるだろう。作品は汚れてしまう。権力、なかんずく国家権力は、常に理不尽かつ巧妙な手段を弄して自らの保身とその拡大のために国民を利用するのだ。芸術もまた利用される。だが、芸術は断じて権力に利用されてはならない。権威になびいてはならない。何ものにも冒されてはならないのだ。むしろ、でき得ればこちら側があちらを変えるくらいの力を見せたいものである。

2014年4月29日 今日の反核反戦展呼びかけ人 池田龍雄


〈出品作家〉
相澤秀人 相本みちる 青山穆 池田龍雄 池原浩子 石川雷太 稲垣三郎 井上活魂 植村佳菜子 潮田友子 圓城寺俊之 大津年雄雄 大橋範子 大平右太江 小畑和彦 小原一子 柿沼倫子 影山あつこ 金子清美 川崎三木男 姜泰成 木村裕 草薙静子 黒田オサム 小林政雄 近藤あき子 坂口寛敏 佐藤俊男 さのともみ 鷲見純子 清野光男 清野裕子 園阿莉 高橋輝雄 田口玲皇奈 田島和子 建畠朔弥 谷口僚 崔誠圭 出店久夫 富永剛総 中村安子 奈良幸琥 原健吾 ヒーロー伊藤 平松利昭 藤井龍徳 藤井冬紀 星野文昭 本多和夫 本多文代 マエノマサキ 前山忠 増田敏郎 万年山えつ子 三木祥子 村田訓吉 薬師寺波麻 山本文子 吉岡セイ

Artist Action
A3BC 反戦・反核・版画コレクティブ
スタジオ・ヴォイド(岩田恵、山村俊雄、阿部大輔)
SYプロジェクト(石川雷太、今井尋也、万城目純、内田良子、多田美紀子)

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会期中の関連企画

●オープニング・イベント
11月22日(土) 12時30分より
参加自由(当日の入館券が必要です)
交流パーティ、パフォーマンス公演
当日は12時に東武東上線森林公園駅南口に送迎車が出ます。

【パフォーマンス演目】(順番は未定です)
■大橋範子『human possibility』
■『日本国憲法全文朗読会』 村田訓吉(歌と舞)、坂本美蘭(音楽・歌)、小森俊明(音楽)、坂田洋一(記録)
■SYプロジェクト『ゼロベクレルプロジェクト』 内田良子(朗読)、万城目純(ダンス)、清水友美(ダンス)、石川雷太(サウンド)
■ZEROVOID『Requiem for a Bad Dream』 圓城寺俊之+ナカガワユウジ(ノイズサウンドインスタレーション)
■奈良幸琥
■黒田オサム(ほいと芸)
■スタジオ・ヴォイド/岩田恵(筝)+阿部大輔(尺八)

●中島晴矢個展「上下・左右・いまここ」
(2階アートスペースにて、美術評論家・福住廉氏のキュレーションによる同時開催展)
●オープニング・イベント 11月22日(土)16:30〜 パフォーマンス
●クロージング・イベント 12月13日(土)15:00〜 アーティスト・トーク × 福住廉


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高速鉄道建設のために移転を迫られる香港の菜園村で、陳彥楷(チャン・インカイ)が住民たちと生活を共にしながら記録した三部作のドキュメンタリー『鐵怒沿線(怒れる沿線)』の第一作と第二作の上映会をIRAで開催します。当日は監督もIRAに来てくれます。
ただ、残念ながら、今回上映する
2作品、字幕が英語と中国語のみ。言葉が理解できないとドキュメンタリー2本の鑑賞は辛いかもしれませんが、滅多にない機会ですので、菜園村の暮らしと、その暮らしを守るために闘う村民の姿を目撃しに来て頂ければ幸いですまた、もし英語か中国語の話者でこの作品に関心がありそうなお知り合いがいれば、ぜひこの上映会のことを伝えてください。

第三作怒れる沿線:山谷』は、15日から開催される「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー ―山形in東京2014」で、19日と29日に日本語字幕付きで観ることが出来ます。2013年の山形国際ドキュメンタリー映画際で「アジア千波万波 奨励賞」を受賞した作品です。こちらもぜひ。


[Screening]
鐵怒沿線-菜園紀事/鐵怒沿線—蓽路藍縷(Raging Land : A Record of Choi Yuen Village / Raging Land: Breaking new ground through Thorns and Thistles)


Date:11/21(Fri)
Time:17:00〜鐵怒沿線-菜園紀事 Raging Land : A Record of Choi Yuen Village
     19:00〜鐵怒沿線—蓽路藍縷 Raging Land: Breaking new ground through Thorns and Thistles

Entrance fee:Free (Donations are welcome)

Venue:IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
    1-30-12-302 Shinjuku, Shinjuku-ku Tokyo|03-3352-6916|irregular@sanpal.co.jp




鐵怒沿線-菜園紀事
Raging Land : A Record of Choi Yuen Village


製作:影行者、菜園村支援組
拍攝及剪接:陳彥楷
廣東話.中英文字幕
2009 / 香港 / DVD / 80分鐘 / 彩色
二O一O年夏

Produced By : v-artivist, Supporting Group of Choi Yuen Village
In Cantonese with Chinese and English Subtitles
2009 / Hong Kong / DVD / 80min / Colour

Summer, 2010


這是一條關於菜園村的片子,紀錄了O九年夏秋之間村民的生活。生活,眨時加進了每星期的村民大會及導賞團,大大小小的請願遊行,還有疑幻似真的政府 諮詢 會。眨時,要將自己前半生的歷史,甚至生活的意義展現出來。眨時,大眾市民認為反拆遷抗爭只是為錢的死結被少少鬆開。眨時,「農業」這兩個字少少出現在香 港人的眼前。(之後反高鐵抗爭、包圍立法會...)

不是最後,高鐵是要蓋了。一O年春夏之間,村民正在自己
找地、買地、和政府周旋復耕的屋牌,重建家園,一切自己落手落腳。外面的人還以為大家拿了大錢,而且政府還會一手包辦買地起屋!?辛辛苦苦,為的是保持原有耕住合一、大家庭社區、老有所養、動植物共存的生活模式。

村民這份對生活及土地的感情由什麼來承載?

This is a film about Choi Yuen Village which recorded villagers’ life between summer and autumn in 2009. New elements are slipping into their lives: meetings every week, guided tours with many visitors pouring into the village, petitions, demonstrations and government consultations which genuineness is in doubt. All of a sudden they need to tell “stories” of their life in the village of the past fifty years, and also the meaning of their life. The ever fixed conception of fiercer demonstration equals to wanting more money seems shakened. The long lost phrase “agriculture” also reappeared in the eyes of Hong Kong people. (After the end of the timeline shown in this film follows the climax of the anti-expressrail movement around the Legislative Council)

Sadder still, the building of the expressrail is on the move. Between spring and summer in 2010, villagers move towards rebuilding the village with great difficulty. They face soaring land prices finding a new place for the village, they need to negotiate with the government everyday to try to get the license of rebuilding their home. Buying land, planning, building of infrastructure, processing of farm product are all problems villagers need to solve on their own. Public now have a false perception that the government has given them a huge sum of compensation and has planned everything for them. All their efforts from insisting on not leaving to rebuilding their homes are to live the way they want and protect their living standard. They want to live and farm in the same place, they want to live with their extended family, they want to live with their pets, they want their elderly to have a better live.

What is going to bear the weight of this passion to life and to the land?

 







鐵怒沿線—蓽路藍縷
Raging Land: Breaking new ground through Thorns and Thistles


製作: 影行者、菜園村支援組
拍攝及剪接:陳彥楷
廣東話、中英文字幕
2010/香港/DVD/120分鐘/彩色
二0一一夏

Produced By: v-artivist, Supporting Group of Choi Yuen Village
In Cantonese and English subtitles
2010/Hong Kong/DVD/120min/Colour
Summer, 2011


建高鐵,拆菜園,O九年村民經過經歷大大小小的請願遊行、引發反高鐵抗爭、包圍立法會,滿懷希望「不遷不拆」。一O年初春,高鐵撥款還是通過了。農 曆新年,村民都在大小會議中一起渡過,問題來了:是繼續堅持不遷不拆?或轉向其他選擇?輾轉反側,瞻前顧後,最後痛下決定:規劃新村,農業復耕!

三月,菜園村生態社區營造工作室開始運作,村民和支援者
四處尋覓適合建村的土地。期間,抗爭仍沒完沒了--耕了大半生的田,政府卻要你人證明自己是 個農夫才發復耕牌,不發復耕牌,又不可以建屋……外面的人還以為大家賺了大錢,甚至還以為政府已一手包辦買地起屋!?村民有苦自己知,甜酸苦辣、進退維 谷、忑忑忐忐,為的是保持原有耕住合一、大家庭社區、老有所養、動植物共存的生活模式 。

O九沒有花開的龍眼,於一零年果實纍纍。在這艱難的日子
,什麼讓村民可以一起走下去?

Choi Yuen Village, a village threatened by the Expressrail. In 2009 villagers went through countless demonstrations and petitions, which triggered the Anti-expressrail movement at the end of 2009. Thousands of citizens surrounded the Legco to stop the budget from passing; all villagers only wanted their village to survive. In early spring 2010, the budget finally passed. The following Chinese New Year was not easy for the villagers, they had to decide whether they want to abandon the old village or not. At last, they come to the conclusion to accept the offer of land rehabilitation scheme and rebuild a new village together.

In March, Choi Yuen Eco-community Building Studio was founded in assistance of building of the new village. Villagers and volunteers went on searching for land in Pat Heung together. For the time being, the struggle was not over, villagers still need to fight for the qualification of the rehabilitation scheme, which meant they needed to prove they are farmers. Finding of new land, planning the future new village together, all needed the hard work of the villagers. People in the general public still misunderstood the situation of the villagers, always thought they got a lot of compensation, the government would
buy the land and build the new village for them, etc. All these bitter-sweet moments, all the hardship and quarrels and all the
emotions of the villagers, they were all in for continuing their original life style.

The Longan Trees that didn’t bear any fruits in 2009 blossomed and fruited lavishly in 2010. In this difficult time, what can keep villagers go together all the way long?


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木版画集団「A3BC 反戦•反核•版画コレクティブ」による、展示即売会&BARを高円寺なんとかBARにて開催します!
近年、東南アジアで復興し、新たなムーブメントの兆しを見せている「DIY版画コレクティブ」。
権力や資本による暴力が蔓延る、こんな世の中だからこそ、手で彫り手で摺る版画にメディアを取り戻し、抵抗の表現、生活の糧とするコレクティブが各地に生まれているのは、もはや必然かもしれません。それは今の日本でも同じこと。
インドネシアのコレクティブ、タリン•パディや、パンクロックスラップに触発され、2014年8月に立ち上げたA3BC(Anti-War, Anti-Nuclear and Arts of Block-print Collective)は、新宿のイレギュラーリズムアサイラムを拠点とし、反戦•反核をテーマに共同で木版画の制作を行ってきました。10月に「仙台アンデパンダン展」での出展を終え、現在は丸木美術館での「今日の反核反戦展2014」に向けて、制作しています。
今回、なんとかBARでは、仙台で展示したA3BCデビュー作(「平和が」「平和を」 1m×1m 布)と、各々が木版画で制作したTシャツやエコバックなどを展示&販売いたします!
版画にちなんだ料理とお酒もありますので、木版画に囲まれながら、皆でわいわい交流しましょう!
もちろん、作品を観に来るだけでも大歓迎です!
平たく言うと、売り上げが活動費になるので、お願いだから遊びに来て!!

★詳細★
『A3BC 木版画バー&展示即売会』
11月9日(日)
営業時間:14時〜24時

※14時〜18時
オリジナルの消しゴム版画が作れます!(先着10名程度)

場所:なんとかBAR
高円寺駅北口を出て左側の中通り商店街を直進、左手に見えるキタコレビル(1階にハヤトチリという服屋あり)の角を左に入ってすぐ。

■A3BC 反戦・反核・版画コレクティブ
http://a3bc.hanga.org/


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11月3日から11月9日まで、NU☆MANとNU☆MANIRAで制作された、様々なものたちを展示します。お店がオープンしている23:00まで展示は見れますが、 20:30分以降来店の場合、500円のチャージがかかってしまいます。 また、喫茶店なので、ワンドリンクオーダーをお願いします。 ドリンクは、アルコールもソフトドリンクも、 500円均一です。 夜の質感を生かした隠れ家的なジャズの名店で、脱資本主義の実践を体感して下さい。

会期:11月3日〜11月9日
会場:綜合藝術茶房 喫茶 茶会記
   新宿区大京町2-4(四ツ谷三丁目駅 徒歩3分)


ワークショップ:
「KATRIのDIYゴミCRAFT〜日本のゴミ箱は宝箱♪」
日時:11月9日(日)14時〜17時

普段わたしたちが、なんか使えるかも〜?と思いつつ捨ててしまっているモノを使ってクラフトします。 今回は「袋菓子ポーチ」。ポテチやキャンディの袋にあるものをプラス、さらにファスナーをつけ、ポーチに仕上げてしまいます! さてそのあるものとは・・・?
KATRIに教えてもらいながら作りましょー♪

もってくるもの: ポーチにしたいお菓子の空き袋 (ファスナーや針、糸、など道具はこちらで用意しておきますが、持ってきてもらっても歓迎!)
参加費: ドネーション制(200円くらい)+飲み物(500円)のオーダーお願いします。

申込み: 必要なし。直接喫茶茶会記へいらしてください。

KATRIって・・・ フィンランドから2か月前にやってきたDIY女子。現在日本にて就活中。 KU★MANやるよ! SHAKUANAが作るおいしいヴィーガンおやつをつまみながらみんなでNUいましょう♪ こちらもドネーションです。

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大杉栄『日本脱出記』(英語版)出版記念会
supported by IRA

「××××××××飛ぶ。×××××××光る。」

□日 時:2014/11/2(日)19:00-23:00
□会 場:代官山 M 渋谷区恵比寿西1-33-18-B1F
□主 催:土曜社
□協 賛:イレギュラー・リズム・アサイラム

- 18:30 開場
- 19:00 あいさつ(マイケル・シャワティー)
- 19:10 40枚の写真でたどる大杉栄の精神と行動スライドトーク(
大杉豊)
- 20:10 DJタイム
稲葉将樹(DU BOOKS)、ポール・ウォラム(翻訳家)、山田兼太郎(編集者)、成田圭祐(イレギュラー・リズム・アサイラム)、杉森耕二(Rosso)、マイケル・シャワティー(翻訳家)ほか
- 23:00 閉会

- 入場無料
- クローク完備
- 全面禁煙

お問い合わせは、
* 土曜社 tsuyoshi.toyota [at] doyosha.com
* M 03-6416-1739

詳細は、
www.doyosha.com

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ŌSUGI Sakae’s My Escapes from Japan
translated by Michael Schauerte
New Release Party
supported by IRA

“×××××××× fly out. ××××××× shine.”

□date:2014/11/2 (Sun) 19:00-23:00
□venue:Daikanyama M 1-33-18-B1F, Ebisu-nishi, Shibuya, Tokyo
□host:DOYOSHA
□cosponsorship:IRREGULAR RHYTHM ASYLUM

- 18:30  Opening
- 19:00  Talk with Slide Show by Michael Schauerte and ŌSUGI Yutaka
- 20:10  DJs time:
INABA Masaki (DU Books), Paul Warham (literary translator), YAMADA
Kentarō (book editor), NARITA Keisuke (Irregular Rhythm Asylum),
SUGIMORI Kōji (Rosso), Michael Schauerte (translator) and more
- 23:00  Closing

- Entrance Free
- With Cloakroom
- No Smoking Policy

For more information;
* DOYOSHA www.doyosha.com
* M 03-6416-1739

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マレーシアの版画コレクティブ
パンクロック・スゥラップ(Pangrok Sulap)版画ポスター展

ボルネオ島のサバ州キナバル山の麓で、DIYスピリットと地元ラブにあふれた版画を作っている版画コレクティブのパンクロック・スゥラップから、日本の友人たちにぜひ見てほしいと版画ポスターが届きました。

パンクロック・スゥラップは、サバのDIYパンクシーンの仲間を中心に作られた版画コレクティブです。マレーシア各地のDIYコミュニティとつながりを持ち、インドネシアのマージナルとも親しく、タリンパディの版画からも影響を受けています。マレーシアやインドネシアではアート・音楽・コミュニティが結びついたDIYコミュニティと、そこから生まれるアートアクティビズムの存在感が強く、パンクロック・スゥラップもそうした潮流のひとつです。

今回展示するパンクロック・スゥラップから届いた約20枚の版画ポスターには、次のような作品があります。
  • パンクロック・スゥラップのマニフェスト「Don't Buy, Do-It-Yourself」
  • ボルネオ島のビーズの伝統をパンキッシュに甦らせた「ビーズは死なず」
  • 開発で汚されていく川を取り戻そうとする「この川はわたしたちの手の中に」
  • サバ版「フード・ノット・ボムズ」
  • 一ヶ月続くサバの収穫祭のお祭り気分を版画にした「地酒を飲んでハイになる」
  • サバの先住民族との連帯を表した「わたしの後ろには村の人がいて、村の人の後ろにはわたしがいる」

パンクロック・スゥラップの版画のモチーフには、ビーズ玉、猪肉BBQ、キナバル山、噛みたばこ、編み笠、水牛、身分証明書などが登場します。それらはどんな風にかれらの生きているサバの物語の一部なのでしょうか。かれらの版画から、わたしたちと同じような、強欲な資本主義社会や腐敗した政治から自由に生きることを求める精神を感じ取ることができるでしょうか。そんなことも考えながら、気軽に見ていただければと願っています。

展示初日はオープニング・イベントがあります。トークでは、パンクロック・スゥラップの家に滞在して今回展示するポスターを託されたRisaが、パンクロック・スゥラップのメンバーたちのことやサバでの暮らしについて、スライドを交えてお話しします。カオスフーズのケータリングでは、サバの山奥で収穫された赤米・紫米、サバ名産のテノム・コーヒーとサバティーもお出しします。

※パンクロック・スゥラップのTシャツとパッチの販売あり


会期:11月1日(土)〜11月8日(土)※月・水のぞく
時間:13時〜20時

入場料:無料

会場:IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
   新宿区新宿1-30-12-302|03-3352-6916|irregular@anpal.co.jp

オープニング・パーティー11月1日19:00〜
トーク:Risa
フード:カオス・フーズ+アイタル・スムース(カンパ制)


https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg3uqbWVCplJ-3wKbggfw6SnAr3OYj1phJRXT6bk8Rh3x6Ct67yAzIxW0ysbqenrR2S4HuKN0qF7eTXcw8LwXrkkoPJSJjCJ3jcyP00OL8DymtkCQv5je24HhXldKY7CmyL6Nps/s1600/ps_exhi_01.jpg



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ALTERCURRYPARTY-A5

カオスフーズ プレゼンツ
あたらしい食卓  ALTER CURRY PARTY !

インド人革命家によって日本にもたらされたという「カリー」。
食欲の秋、バナナの葉による緑の食卓を囲んで、カリーを食べながらカリーに秘められた革命性について語り合いましょう。
カオスフーズの南インドカリー、写真家、植本一子さんによるオリジナルカリーをご用意してお待ちしております。カリーの持ち寄りも大歓迎!
トークゲストに、東京の美味しいカリー屋さんの食べ歩きを記録したZine『CURRY NOTE DX 2010-2014』を出版した宮崎希沙さん。カリーの革命性を考える上で、やはり美味しいことは最重要!

日時:2013.9.27(土) 19時〜
会場:IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
CURRY:カオスフーズ
     イチコカレー
DRINK:アイタルスムース
TALK:中村屋のボース物語(カオスフーズ harpo b.)
    インドカリーと新秩序(カオスフーズ K8)
    このカリーがうまい!(『CURRY NOTE DX 2010-2014』宮崎希沙)
入場無料、カンパ制

●「あたらしい食卓」とは?
下北沢の対抗文化専門古書店、気流舎から飛び出したフードサークル「カオスフーズ」が提唱する共同食パーティ。
従来の「食卓」は囲むもので、とりもなおさず「家族の団欒」を連想するけれど、もっと自由に食卓のカタチを考えたっていいんじゃないのか。
家族でもなければ、何ら共有もしない、そんな私たちが共に食事をし、語らい、イメージすることで、「あたらしい食卓」は生まれる!?  きっとそれは、ちょっとスパイシーで、かなりクセになる、そんな食卓にちがいない。

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▼「呪いの日(々)/ヴゥードゥー・アクティヴィズム~イルコモンズ現代呪術展」予告篇

【題名】 「呪いの日(々)/ヴゥードゥー・アクティヴィズム
~イルコモンズ現代呪術展/悪魔の角笛と呪いの太鼓をもった不能犯」
【日時】 二〇一四年九月十四日ヨリ九月二十一日マデ (午後1時ヨリ8時マデ)※月曜・水曜閉鎖
【場所】 東京・新宿 イレギュラー・リズム・アサイラム・ギャラリー
    東京都新宿区新宿1-30-12-302 http://irregular.sanpal.co.jp/
※入場無料・賽銭歓迎

【概 要】 文化人類学者で現代美術家でアクティヴィストのイルコモンズが、その知識と技能を投じて、政治的退廃と社会的混迷の時代に突きつける「ヴゥードゥー・アク ティヴィズム(=非暴力呪詛行動)」と「現代呪術」のひるみなき実験。イルコモンズがデモや抗議活動のために制作してきた「殺すなの旗」(2003年)を はじめ、「原発を呪うドラム」(2012年)「自民党とたたかう絶叫サックス」(2012年)「自民党を呪う嵐のサックス」(2013年)「レイシストた ちの声を掻き消すメガ・ブブゼラ」(2013年)「怒りのブルドラム」(2014年)などのほか、未公開の祭具・呪具を「呪いの日(々) Dies Exsecror」をテーマに一堂に展示。路上では目にすることのできなかった細部や裏側もすべて公開。祈るな、怒れ、願うな、呪え。


▼「原発を呪うドラム」(2012年) ▼「自民党とたたかうサックス・怒りの日仕様」(2014年)



【上映】
▼イルコモンズ監修 「呪いの日(々)・コンセプト・ムーヴィー」(13分31秒)
※午後5時より午後8時まで会場にて上映
「儚(はかなき)き我 哀れ 裁く御方 ひるむなら、祈るべき主は いずこ」
(グレゴリオ聖歌 「怒りの日」第7番)
服(まつろ)わぬ我ら 化外(けがい)の民 裁く御方 ひるむなら 呪いの主は 我ら」
(イルコモンズ 「呪いの日(々)」)

【参考画像】

▼イルコモンズ作図 「立憲民主々義泥棒除けの呪符」(2014年)


▼「芸術は呪術である」(岡本太郎) ▼「アフリカの魔除けの像」(イルコモンズ所蔵)

「今日、のような日。芸術家は無力感に打ちひしがれ、存在の無意味を噛みしめるのです。そして、レンブラントの宮廷画のように、今、己の立っている矛盾の実態を描くことで、遠い未来に向けて、その哀しみを伝える事しか出来ない自分に憤りつつも、絵を、描くのです。」(村上隆 2014年7月1日のツイート)

「今日、のような日。「この世には神も仏もいないのか、祈るべき主はいずこ…」と天を仰ぎたくなるような日々。非暴力直接行動主義のアナーキストで あ る私は、神に祈り、仏にすがることはできないが、みずから怒り、共に呪うことはできる。路上の「不能犯」※1 となった私に、寄るべき「主」がひとつだけあるなら、それは過去と現在と未来に生きる民主主義の無数の「民」にほかならない。裁くのは神ではない、「民」 である、立憲民主主義の地では、「民」こそが「主」である。我に呪う用意あり。蘇れ、ヴゥードゥー・アクティヴィズム※2。無力感、反対。矛盾、賛成。無 意味が怖くて芸術ができるか。バチが怖くてドラムが叩けるか。悪魔が怖くてサキソフォンが吹けるか ※3。ファ・ミ・ファ・レ・ミ・ド・レ ※4 はアゲインスト・アンダー・コントロールの調べ。呪いの日は近い ※5。」(イルコモンズ ※6)


【注釈】

※1【不能犯】(ふのうはん)
「不能犯とは、刑法学上の概念の一つで、犯罪的結果の発生を意図したにもかかわらず、その行為の性質上、当該結果を発生させることがないため、犯罪が成立 せず、刑罰の対象とならない行為のことをいう。結果発生の危険がないため、未遂犯にもならないとされている。典型例には迷信犯(丑の刻参りなどの呪殺)が あげられるが、呪殺については「(常識的に呪術でひとが殺せるはずはないので)例外的に不可罰」であるという主張が導かれる。」(ウィキペディアより)


※2 【ヴゥードゥー・アクティヴィズム】(ぶぅどぅーあくてぃびぃずむ)
イルコモンズによる造語。暴力や破壊をともなうような物理的手段を使わず、呪詛や祈祷などの精神的・心的・迷信的表現手段を用いておこなう社会活動のこ と。典型的には「公害企業主呪殺祈祷僧団」(1970年) 「怨の幟」(1970年)などの例がある。イルコモンズによると、「ヴゥードゥー・アクティ ヴィズム」は、「アクティヴィズム3.0」から「アクティヴィズム マイナス1.0」への逆進化であり、フロイトが unheimlich と名づけた「抑圧されたものの回帰」であるという。

※3 【悪魔が怖くてサキソフォンが】(あくまがこわくてさきそふぉんが)
アドルフ・サックスが発明したサキソフォン(サックス)は、二〇世紀初頭には「悪魔の角笛」と称されていた。ナチスは、サキソフォンは「ユダヤ系黒人音 楽」の響きであり、「退廃芸術」のひとつだとして、道徳の堕落と人種の交雑の象徴という汚名を着せて、サキソフォンを禁止した。ロシア政府は、サキソフォ ンの演奏家をよくシベリアの収容所送りにした。日本では、第二次世界大戦の前夜、欧米の影響を払拭する運動の一環として、好色なサキソフォンの数が制限さ れた。(マイケル・シーゲル「サキソフォン物語/悪魔の角笛からジャズの花形へ」より抜粋)

※4 【ファ・ミ・ファ・レ・ミ・ド・レ・レ】(ふぁみふぁれもどれれ)
「怒りの日」の旋律「ファ・ミ・ファ・レ・ミ・ド・レ・レ」は西洋の音楽の歴史のなかに深く根付いており、この旋律は「死」や「裁き」を連想させるモチーフとして、西洋音楽のなかで頻繁に引用されている。

※5 【呪いの日】(のろいのひ)
展示最終日の二〇一四年九月二十一日は、自民党総裁・安倍晋三の誕生日


※6 【イルコモンズ】(いるこもんず)
「01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる」

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【告知】


▼「呪いの日」呪奏団 生演奏会
[日時] 2014年9月21日20:00-
[場所] 東京・新宿 ラバンデリア http://cafelavanderia.blogspot.jp/
[演奏]「呪いの日」呪奏団(大熊ワタル、こぐれみわぞう、菱沼尚生、天森浩、イルコモンズ)
[講話] イルコモンズ
※入場無料 賽銭歓迎(但し、ワンドリンク・オーダー)

2014年9月21日、展示最終日の夜、自民党総裁・安倍晋三の誕生日にあわせ、展示した楽器で「呪いの日」を100回合奏します。
 

滅憎無遺退疫懲消故亡
惨病呪棄悲苦乱虐凶負
壊狂害厄辞下迷怪末落
獄罪腐裂陥封邪災怨争
忌不訣失没危厭反疾恨
毒闇嫌敗廃暗沈非誤怖
朽酷破鬼衰穢魔禍禁折
絶虚秘辱障流縛被祟汚
飢妄倒悩恐奇磔難断屠
傷困堕妨惑晒剥哀崩鬱


▼イルコモンズ作図「魔法円・百字ツイート」(2014年)

——————–
[参考1]
▼「アトミックサイトスティルアライヴ」展予告篇
https://www.youtube.com/watch?v=hmum3yISack
▼イルコモンズ「自民党とたたかう絶叫サックス」(別名「特定ミステリー反故ホーン」)http://illcomm.exblog.jp/20058980
▼イルコモンズ作「自民党を呪う嵐のサックス」(2013年)
http://illcomm.exblog.jp/20141767/
▼イルコモンズ作 「経団連を呪う悪魔の笛」
http://illcomm.exblog.jp/17668116/
▼イルコモンズ作 「呪いのドラム」(2012年)
http://illcomm.exblog.jp/16765002/
▼「呪殺の幟旗の直接的な影響で死んだ人は一人もいない」
http://illcomm.exblog.jp/16410740/
[参考2]
▼「安倍首相 霊視で組閣 「四人の神」 慧光塾」(2007年)
(安倍首相は)「こういった団体から贈られる御守や仏像、鏡などを大切に保管し、日常的に祈りを捧げている。総理執務室の机は、そうしたものでいっぱいになっている。」(上杉隆)

▼中垣克久 「時代(とき)の肖像-絶滅危惧種」(2014年)
「東京都美術館、安倍政権を批判した中垣克久氏の作品の撤去求める」
「靖 国参拝批判の作品、撤去要求東京都美術館 東京都美術館(台東区)で開催中の現代日本彫刻作家展で、安倍政権の靖国参拝などを批判した作品の撤去を同館が求めていた。主催者は「表現の自由を侵害す る」と反発したが、同館は「政治的な宣伝という苦情が出かねない」とし、協議の末に作品の一部が削除された。」(朝日新聞 2014年02月19日)
「「呪」「殺」の字で他の県議批判 秋田、女性県議が文書発送」
「秋田県の女性県議が、他会派に所属する男性県議に対し、赤い文字で「呪」や「殺」という単語を使って批判する文書を関係団体に発送していたことが3日、 分かった。県議会は、文書は事実と異なる内容や個人的中傷を含み問題だとして、近く議会運営委員会で対応を協議する。文書を送ったのは、県議会会派「新み らい」所属で現在3期目のこだま祥子氏(59)。男性県議が所属する国政政党をかつて選挙で支援したのに、こだま氏の地元で対立候補を立てようとしている と主張し「恩を仇で返す人でなし」と批判。赤い文字で「人を呪わば穴二つ 人を殺さば穴二つ」などと書いていた。」(共同通信 2014年9月3日)


[参考]
▼イルコモンズ作図 「呪の心得」(2014年)
(「KEEP CALM AND SPELL ON = 冷静に呪え」)
———————————————-
(つづく)
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akino-B5カラー

ゆんたく高江presents
夏休み特別企画
アキノ隊員に聞きたい!
高江の虫と生き物 映像&トーク

日時:8月17日(日)19時スタート
場所:新宿イレギュラー・リズム・アサイラム
入場無料(投げ銭制)
トーク:アキノ隊員(from 沖縄)

沖縄の自然と昆虫をこよなく愛し、
高江など各所で積極的に昆虫観察会を開いて
人々に森と生命の豊かさを伝え続けているアキノ隊員こと宮城秋乃さん。
そんなアキノ隊員が東京にやってくる!!
高江に住む様々な昆虫たちや今年撮影されたノグチゲラの映像まで
貴重な映像と写真とトークで送る夏休み特別企画!
この夏、IRAがやんばるの森になる!!
★アキノ隊員撮影のやんばるのいきもの写真展も同時開催(8/15~)
★アキノ隊員コラボによる「ゆんたく高江バッジ昆虫シリーズ」が登場!
★軽食・フードも提供予定

アキノ隊員(宮城秋乃さん) プロフィール
浜比嘉島出身。沖縄のチョウチョに人生を捧げました。
沖縄の自然を守るための努力は惜しみません。
日本鱗翅学会自然保護委員。
blog:アキノ隊員の鱗翅体験
akinotaiinnorinshitaiken.ti-da.net/tag宮城秋乃

★ゆんたく高江
Twitter: http://twitter.com/yuntakutakae
Facebook: http://www.facebook.com/YuntakuTakae
イベントお問い合わせ:yuntakutakae@yahoo.co.jp

会場MAP
(最寄り駅:東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅 2番出口(大木戸門口)
新宿区新宿1-30-12-302/TEL:03-3352-6916/irregular.sanpal.co.jp

フライヤーの写真(撮影:アキノ隊員)
左上から リュウキュウウラボシシジミの交尾
右上 ベニボタルの仲間
左下 ケブカコフキコガネ
右下 オオシマゼミの羽化
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A3BC:反戦・反核・版画コレクティブ
—Anti-War, Anti-Nuclear and Arts of Block-print Collective


ガザ、ウクライナ、沖縄、福島……
いま、世界では、権力/資本/軍隊が、平和と自由を求める人々に対して、暴力による弾圧を強めています。
迫り来る暗黒の世界に『刀』を握りしめ、平和と自由を彫りだす版画集団『A3BC:反戦・反核・版画コレクティブ』を「イレギュラーリズムアサイラム」を拠点に立ち上げます。
東南アジアで復興し、新たなムーブメントの兆しを見せる「DIY版画コレクティブ」。かつては東アジアでも、創作版画運動や木刻運動、民衆 美術運動など、民衆の運動として、木版画制作が興隆しましたが、いまや版画はメディアから引き剥がされ、タブローの複製品として、あるいは大量生産の商品 として流通するだけのものになっています。
『A3BC:反戦・反核・版画コレクティブ』は、戦争、核兵器=虐殺の無い世界、核発電=被爆の無い世界を求め、木版画による、ポスターや ビラ、布バナー、Tシャツ、エコバッグ、パッチ、そしてジンの作成を通じて、版画にメディアを取り戻し、アートとメディアと民衆の融合を実現する、新しい 版画運動の可能性を探っていきます。
2014年8月5日(火)19時より、新宿IRAにおいて、立ち上げ集会を行います。ともに彫刻刀を持ち、木刻することをいとわない方々の参加を求めます!

◉A3BC:反戦・反核・版画コレクティブ 立ち上げ会
日時:2014年8月5日(火)19時~
場所:新宿イレギュラーリズムアサイラム
問い合わせ:a3bc(at)hanga.org

■反戦・反核・版画コレクティブ
http://a3bc.hanga.org
■イレギュラーリズムアサイラム
http://irregular.sanpal.co.jp

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  Irregular Rhythm Asylumでは、過去2回、民衆メディアとして、コピー紙や布やTシャツにも簡単に刷ることの出来る油性インクを使ってワークショップを行ってきました。
今回は、墨汁や水彩絵の具を用い、主版と色版の二枚の版木を使った、多色刷り創作木版画のワークショップを行います。
この島の風土に暮らす人々の感性によって興隆し、海外にも衝撃を与えた、浮世絵に代表される多色刷り木版画。
鎖国の終焉、印刷技術の流入/発展とともに忘れ去られようとしていましたが、長く続いた浮世絵木版画の専門職による分業体制を否定した、自画・自刻・自摺に依拠する創作版画運動によって再興しました。
農民美術運動を興した山本鼎の『漁夫』から始まったとされる「創作版画」は、受動から能動へと、表現を民衆の手に取り戻した、近代におけるひとつのメディア/芸術革命だったのです。
表現や権力のすべてを為政者やマスメディアが取り戻しつつある今日、メディアとアートの両側面を包括する「創作版画」制作による表現の復興は、自由で平和な社会の形成に欠かせないものとなるでしょう。

日時:2014年7月20日(日) 15時から(4~5時間)
場所:IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
新宿区新宿1-30-12-302|03-3352-6916|irregular.sanpal.co.jp
参加費:無料(投げ銭制)
制作サポート:上岡誠二(artNOMAD) https://www.facebook.com/seiji.ueoka

必要なもの:
■版木:四つ切り用紙(25.4 × 30.5 センチ)にプリントできる大きさのものを「二枚」用意してください。(シナベニア、朴、桂など、画材店で入手できます)ハガキサイズでも可。
■下絵:自作の下絵などを、版木、紙のサイズより4センチ以下の大きさで用意してください。
例:版木が30 × 22 センチの場合、下絵サイズ26 × 18 センチ
※Irregular Rhythm Asylumにある書籍、DIYグッズからもインスピレーションを得ることが出来ますので、気楽にご参加ください。
版木、下絵に関する問い合わせ: seiji.ueoka(at)gmail.com *(at)を@に変えてください。
■その他
・汚れてもいい服装かエプロン/割烹着
・古新聞紙(一日分程度)
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海賊党研究会 第二回
ザ・パイレートベイ!海賊湾研究会 ~映画「TPB:AFK」を通してサイバースペースとファイル共有について考える #freebrokep ~

中心がない無数のネットワークを通じて、個人が空間や時間を越え互いに知識やアイディアを共有できるサ イバースペース。フェイスブックやグーグルなどのIT 巨大資本による寡占化や、諜報機関によるトラフィックの監視が急速に進む中、ザ・パイレート・ベイ(TPB)という検索サイトでは音楽や映像を含むあらゆるファイルを、誰もが自由に共有・ダウンロードできるのです。
 本会は、そのTPB創設者たちに密着したドキュメンタリーフィルム「TPB・AFK(http://watch.tpbafk.tv/)」の鑑賞と、自分たちで整備したバスに乗りサーキットベンドしながら北欧を縦断する謎のアンチ著作権団体「パイレートビューロー(http://piratbyran.org/)」の研究を行います。また、ゲストにネットレーベルに造詣の深い日高良祐さんをお迎えして、ディスカッションも行います。
更に、インターネットによる自由な情報共有を主張してヨーロッパを中心に若者の支持を集める海賊党の日本版「日本海賊党(http://www.piratepartyjapan.org/)」のメンバーも参加。著作権侵害を幇助したとされ有罪となり、今年の5月末に拘束されたTPBのスポークスマン「ピーター・スンデ」氏の解放の呼びかけと連帯を模索します。

参考リンク:
世界の海賊党激震!ピーター・スンデ(パイレート・ベイ)逮捕
TPBやPiratbyranも登場するガブリエル・クーン著『海賊旗を掲げて』

ゲスト:日高良祐さん
東京芸術大学大学院、博士後期課程に在籍。日本学術振興会特別研究員(DC2)。専門はポピュラー音楽研究、メディア文化研究。デジタルメディア技術の受 容 過程とそれに合わせて生じつつある文化変容に関心を持ち、主にインターネットを介した音楽流通を対象にして調査を行なっている。

日時:2014年7月12日(土)19時から(2時間半~3時間を予定)
会場:IRREGULAR RHYTHM ASYLUM (新宿区新宿1-30-12-302|03-3352-6916|irregular.sanpal.co.jp)
参加費:無料(投げ銭制)
主催:海賊党研究会
協力:リミックス映画祭日本海賊党IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
フード:カオスフーズ (カンパ制)

※当日のディスカッションのみ、日本海賊TVによるUST配信を行います。あらかじめご了承ください。


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大好きな信原さん

POSTED IN | , , 6/17/2014


大好きな信原さん
 志賀直輝

2014年6月11日に信原孝子さんが亡くなった。

信原さんは、1971年から17年間、イスラエル軍の砲撃にさらされるベイルートの病院や、最前線の南レバノンの診療所、ダマスカスのパレスチナ難民キャンプで医師として医療活動を続けてきた。帰国後は、旅券の再発給を拒否する外務省との長い裁判闘争を闘ってきた。また、20年間、地域に根差した医療活動を行ってきた。

私が長旅から大阪に移り住んだ五年前、彼女は私のとこへ来て、金がない私に、たくさんのカンパをしてくれた。初対面とは思えない程、馴れ馴れしく、ざっくばらんで優しい人だった。それから、何かあるたびに信原さんは私に昼夜問わず長電話をしてきた。信原さんは、ビリン村のデモ隊が、イスラエルが作った隔離鉄格子を殴りつける様に、言いたいことを、一方的にしゃべり続けていた。

信原さんが、何か思い立てば、すぐに仲間を呼び出し、イスラエルに対する抗議ビラを街頭で配ったり、集会やイベントに参加しろ、と誘っていた。信原さんのビラは、乱雑で、説明不足で、感情的で、文章構成も関係ない。ただただ熱意と勢いが強く、生命力と魂に満ちているビラだった。

信原さんは73歳だったと思う。信原さんを英雄視する人もいるみたいだけど、勿論、戦場の中で、パレスチナの人々に寄り添ってきた医療活動は本当に素晴らしいし、尊敬されることだと思う。だけど、私が彼女に思うのは、英雄なんかじゃなくて、彼女は、不安定で、感情的で、情熱的で、言いたいことばっかり言って、相手の話しはあんま聞かないし、だけど、年齢や性別や習慣や権威や国家や、なんやかんやなんて、全く関係ない、本当に好き勝手で、自由な魂の人だった。どうでもいいことかもしれないが、信原さんは、いつも自分のことをアナキストだって言っていた。激しくも優しいアナキストだった。いや、暖かくて、土臭い人間だった。

でも、信原さんは、日本の生活がしんどかったと思う。物質的で、人間と人間のコミュニケーションが脆い日本の生活が。信原さんは、パレスチナ人を隔離する壁に対して嘆いていた。でも、パレスチナには人々を隔離する壁に立ち向かう雑草のような魂やコミュニティがある。しかし、日本には、人と人を隔離する見えない壁がある。それをぶち破る魂やコミュニティが弱いと嘆いていた。だから、彼女は、いつもそんな壁をブチ破れと、鉄格子を殴り叩くように、みんなのケツをいつも、うるさく殴り叩いていた。

私と信原さんは40歳、離れている。けど、なんか、いつも酒を飲みながら、パレスチナについて、アナキズムや運動について、くだらない下ネタを、タメ語混じりで話し、自由に突っ込みあえる、本当に大切な、一人の仲間だった。信原さんという大好きな人間が、いってしまった。私は、彼女の意志を勝手に引き継いで、生きたいと思う。信原さんのように、もっと勝手に、しなやかに、優しく、縛られず、自由に。


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6月14日(土)はお休み、「第7回ゆんたく高江」に出店します。

2014yuntaku-chirashi 

「第7回ゆんたく高江」  ENGLISH ver.  KOREAN ver.

2014年6月14日(土)
会場:新宿NPO協働推進センター
 (高田馬場駅下車徒歩15分)   詳細マップはこちら   

12:00開場 12:30開演(19:00終演予定)
※入場無料(カンパ歓迎!)

沖縄県東村高江は、豊かな水と森に囲まれた小さな集落です。
2007年7月に米軍の軍事訓練のためのオスプレイパッド建設工事が開始されてから、
高江では静かな暮らしと自然と平和を守るため、座り込みによる抗議が続いています。
ドキュメンタリー映画『標的の村』の全国上映により、
多くの人が高江の座り込みについて知ることになりました。
高江が抱えている問題を一人でも多くの方々に知ってもらいたい!
住民の暮らしを守りたい!そして、ぜひ高江に足を運んでほしい。
高江からのゲストによるトークと出し物、音楽ライブやおいしいフード、
資料の展示などを通して、ゆったりと高江を感じることができるイベントにしたいと思っています。
お気軽にお越し下さい。


Live:
知久寿焼
つちっくれ
安次嶺雪音
(from 高江)

Dance:
高江フラ

(高江の人たちがフラを踊ります)

Talk:
安次嶺雪音
石原理絵
(沖縄・高江 ヘリパッドいらない住民の会)

ひとり語り:
大月ひろ美
(青年劇場)
「6段脚立からみたセカイ~ 高江N4テント徒然日記~」

Live&Talk:
「私と高江」コーナー:一人一唄ライブ編

【展示・イベント】
高江の写真や資料展示、人形劇アートラジオイベント(ゲスト:毛利嘉孝ほか)、
貴重な映像の上映、オスプレイ体感コーナー、
高江への行き方相談室一息つけるカフェコーナーなど、見どころもりだくさん!
いろいろ楽しい出店&おいしいフード!
高江の野菜販売や、沖縄北部の泡盛「まる田」が飲めるBarもあります!
お子様連れでも快適に過ごせる キッズスペース授乳室、おむつ替えスペースもあります。

※会場は元中学校の体育館などを再利用した施設で、一部入口で靴を脱いで入場するスペースがございます。(スリッパなどがあると便利です)

会場:
新宿NPO協働推進センター
新宿区高田馬場4-36-12
●高田馬場駅下車 徒歩15分
(JR・東西線・西武新宿線)
●バス:小滝橋下車 徒歩4分
都営バス:飯64・上69/関東バス:宿02・宿08

主催:第7回ゆんたく高江実行委員会
event site
ゆんたく高江 site
e-mail:yuntakutakae@yahoo.co.jp
twitter / Facebook:yuntakutakae

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山鹿泰治は1892年(明治25年)、京都で最初の印刷所点林堂の12子として生まれました。
1907年に上京、植字工として働く傍らエスペラントを学び、大杉栄との出会いからアナキズム運動へと飛び込んでいきます。エスペラントによって海外のア ナキストと通信を重ねた山鹿は上海へと渡り、アナキスト・師復とともに秘密出版を行うなど交流を深めていきました。大杉のアナキスト・インター出席の際は 北京にて渡欧旅券調達に尽力、大杉らの虐殺がおこるとエスペラント通信でその詳細を世界各国へと送りました。その後は台湾・高雄、フィリピン・マニラへと 移り住み、海外との通信を継続しながら、私家版『世界語老子』(100冊)を印刷・発行。戦後は戦争抵抗者インター(WRI)などに尽力、68歳にしてイ ンド・WRI世界大会に参加し、その晩年まで国境を越えた交流に努めました。
今回の展示では、故・向井孝が整理し、現在はアナキズム文献センターが所蔵する山鹿文庫から、山鹿直筆の辞書や関連資料・写真を公開するほか、生来 の科学心・冒険心のもちぬしであった山鹿の絵や漫画、旅のスケッチ、DIY精神溢れる『科斈(かがく)ノート』などをご紹介します。

神によらず,国家によらず,われ等のことはわれ等自身で決すべし
Nek dio, nek ŝtato, niajn aferojn aranĝu ni mem!

戦前・戦中・戦後と国境を越えた連帯を続け、エスペラント・アナキズムそしてDIYを実践した山鹿泰治という人の軌跡/一庶民の生きざまを、本展において少しでも垣間みて頂ければさいわいです。


会期:5月24日(土)〜6月1日(日)※月・水のぞく
時間:13時〜20時

入場料:無料

会場:IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
   新宿区新宿1-30-12-302|03-3352-6916|irregular@anpal.co.jp

主催:アナキズム文献センター
協力:細谷修平


※5月24日18:00〜 オープニング・パーティー
パフォーマンス:黒田オサム
カンパ制の食事あり

黒田オサム
1931年 群馬生。
1938 子供心に画家になることを決心、紙芝居屋のヨッちゃんに師事
1945 戦后自由な発想によるアバンギャルドな美術、オドリに熱中
1953 カメちゃん等と乞食(ホイト)芸をおこない山谷を中心に底辺をさまよう1988 舞踏家ドンちゃんに見出される
近年、海外のイベントに参加多数。

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ラナウで版画ワークショップ

文・Risa

ラナウ到着

ラナウのバスターミナルにパンクロック・スゥラップのRizoが迎えに来た。近くの店舗ビルにあるプリントショップにまず案内される。小さな自営のお店はインフォショップのように壁の情報量がすごい。マレーシアのパンクバンドや労働運動のシルクスクリーン・プリント、ガイ・フォークスの仮面、ガンジーのステンシル、そしてボルネオの先住民族のモノクロ写真まで、飾ってあるものの内容も幅広い。Rizoの弟が学校の休暇中で店を手伝っている。プリントショップは地域の人からそれなりに注文が入るという。お店から駐車場まで顔見知りらしい人たちと次々に挨拶を交わす二人の後ろを歩きながら、かれらの地元に来たという実感がわいてくる。

プリントショップ
店舗シャッター。週7日営業。

山のふもとの田園生活

Rizoと連れ合いのMemetの家はパンクロック・スゥラップのスタジオを兼ねていて、以前は幼稚園として使われていた広い一軒家。山のふもとの田園生活がここにある。庭先のバナナの木のあいだにキナバル山が見え、隣の空き地では牛がのんびり草を食べている。玄関先の箱の中ではにわとりがそっと座って卵を暖めている。数日前に半島部マレーシアのツアーから二人が家に戻ると、留守中に迷い込んだこの雌鶏が待っていた。世界一大きい花で有名なラフレシアがちょうど開花の時期で、近所の裏山まで見学に。雨上がりでぬかるんだ山道にサンダルの足もとは滑って泥だらけになるが、手すりのおかげでたどり着いた。

世界一大きい花ラフレシア。奥につぼみも見える。

パンクロック・スゥラップのお客さんたち

家ではサバ州を周遊しているスウェーデンからの旅人も一緒だった。穏やかなパンクスのカップルで、フェイスブックでラナウ拠点のパンクロック・スゥラップを見つけ訪ねてきた。パンクロック・スゥラップのところには、これまでもDIYパンクのつながりで東南アジアを旅するヨーロッパやラテンアメリカからのバックパッカーが遊びに来ている。

ちなみに日本からはVivisickが去年5月にサバ州ツアーでコタキナバル、ラナウ、サンダカン、クニンガウを周り、パンクロック・スゥラップの仲間たちもライブを楽しんでサポートもしたり一大イベントだったらしい。VivisickのTシャツを着たMemetと世界遺産のキナバル自然公園に行ったときは、通りがかりの若者から「わたしの好きなバンド」と声をかけられていてビッグネームぶりにびっくり。

そして去年の6月には、インドネシアのマージナル(Marjinal)のマイクとボブたちがこの家に来てワークショップを開いた。パンクロック・スゥラップのDIY精神と深くつながっているマージナルは、タリン・バビという自律的コミュニティとしても知られ、1997年からジャカルタに共同生活の場所を開いてきた。パンクロック・スゥラップは「マージナルと一日ワークショップ」という彫刻刀と手足をあしらった幕絵(バナー)を事前につくり、マージナルを迎えた。みんなで版画を彫り、土地のシンボルであるキナバル山に託した「共に学ぼう キナバルの子どもたち」という、かれららしい木版画もうまれた。タトゥーの腕も振い、食事を一緒に作って分け合い、歌を歌い、いろいろなことを語り合った。「どうやって生きるのかを学んだ」とRizoはマージナルのことをとてもリスペクトしている様子で、そのときのことを話してくれた。

ラナウでマージナルと(提供:Pangrok Sulap)

マージナルはパンクロックとインドネシアのローカルな音楽文化を融合させた独自の楽曲が魅力的だが、サバ州ツアーではボルネオのご当地ソングも持ち歌にしていた。サバの先住民族ドゥスンの歌謡曲”Aramaiti”のカバーや、キナバル山を歌った民謡”Tinggi Tinggi Kinabalu”を披露して、ますますみんなのハートを掴んでいた。


タリン・パディの影響

ラナウには自分の好きな本を人の本棚に見つけるうれしさもあった。Rizoの家にもジョグジャカルタのタリン・パディの作品集『暴政を粉砕する芸術』が置いてある。IRAの壁を飾っていたタリン・パディのカレンダーも、この家の壁にかかっている。

ラナウに来て、パンクロック・スゥラップのなかまと会って、思い出した歌がある。ある時タリン・パディの古いメンバーがそれぞれの旅の途中でジョグジャから離れたオーストラリアで再会して、久しぶりの尽きない話はそこにあったギターとジャンベが思い出の歌もよみがえらせて趣を深めていた。「ええと、タリン・パディの歌は・・・」とコードや拍子を思い出しながら歌い出した”Sama-sama” (共に)だ。

belarja sama-sama     一緒に学ぼう
bertanya sama-sama   一緒に問い求めよう
berkerja sama-sama    一緒に働こう

semua orang itu guru みんなが先生
alam raya sekolahku  大きな地球がわたしたちの学校
sejahteralah bangsaku われら民衆に平和を
(『暴政を粉砕する芸術』p.237)

RizoとMemetの家にはパンクロック・スゥラップの仲間たちが6、7人集まり、ジャンベとウクレレ、マラカスとタンバリンでゆるくセッションが始まり賑やかになる。日本では見たことがないサバ特産の果物タラップも出てきた。みんながラナウに住んでいるわけではないが、折々にRizoとMemetの家に集まり一緒の時間を過ごしてきた。


版画ワークショップ

夜ごはんの後、版画とシルクスクリーンのプリント・ワークショップが始まる。版画の道具はできるだけ余計なお金を使わず揃えるように工夫していて、版木は地元の製材所からベニヤ板を安く分けてもらい、インクは新聞印刷工場から余りをもらっている。タリン・パディの版画制作の様子でよく見られるように、パンクロック・スゥラップも刷りはバレンではなく足を使う。版木の足踏みはちょっとステップを踏むような躍動感があると思っていたが、それは体の重さや足の筋肉のしなやかさにもよるみたいだ。躍動感のあるなしはさておき、数ヶ月前にネットで見てすっかり気に入った木版画「ビーズは死なず」をラナウまで来て自分の足で刷っているのは、なかなかすごいことかもしれない。

足踏みしながら刷る

「違いを祝おう」 刷り上がりは洗濯ばさみで吊して乾かす。

シルクスクリーンTシャツプリント

片付けでシルクスクリーンを玄関ポーチで水洗いしていると、夜の闇に浮かぶ樹木のシルエットの彼方からカラオケらしき歌声が聞こえる。お祭りでもあるのかと聞いたら、「いつも向こうの家で歌っているよ。あ、これはお母さんの声じゃないかな」とちょっとおもしろい答えがRizoから返ってきた。家の中ではMemetが音頭をとってUNOが始まっていた。山の麓の夜は気持ちのよい涼しさでぐっすり寝ることができた。


マージナル来日中

今回紹介したマージナルはちょうど来日中で、各地でライブ、版画ワークショップ、そして中西あゆみ監督によるドキュメンタリー映画「マージナル」の劇場公開と企画が続いている。もっと知りたい、もっと知ってほしいマージナルの世界をぜひこの機会に!

画像をクリックすると拡大します


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 ――今年の夏こそ、企業やブランドのセンスや思想を身に纏うのはやめて、自分自身や愉快な仲間たちの楽しみや思いの詰まったTシャツを着て町に出よう!

今回のワークショップでは、自作の絵やTシャツにしたい写真、革命的デザインなどを版木にトレースして、オリジナル木版画Tシャツを作ります。

木版画は簡単で安価に複製できる民衆のメディアとして、人々の暮らしやメッセージを社会に伝えてきました。
そのプリミティブで、彫り跡や手摺りの痕跡の残る力強い表現は、言葉以上に人々の感性に訴えかけ、解放への道を指し示すことが出来ます。
実は身近な木版画で作ったTシャツを着て町に出れば、日常の生活の中で自らのメッセージや楽しみ、DIY精神を広く社会に伝えることも可能です。
それはブランドファッションよりも、強いメッセージとなるでしょう。


日時:2014年6月8日(日) 15時から(3~4時間)

場所:IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
   新宿区新宿1-30-12-302|03-3352-6916irregular.sanpal.co.jp

参加費:無料(投げ銭制)
制作サポート:上岡誠二(artNOMAD)https://www.facebook.com/seiji.ueoka

必要なもの:
■Tシャツ2枚(今回は黒インクで刷ります。黒以外のTシャツをご用意ください。新品でなくともかまいません。プリントTシャツでも裏返せば刷ることが出来ます。)
※2枚刷って、1枚を交換し合いましょう。(交換用のTシャツサイズは大きめがいいかも)

■版木:Tシャツにプリントできる大きさのもの(シナベニア、朴、桂など、画材店で入手できます)
※版木についてよく分からない場合は、実費(300円前後)で用意することも出来ますので、その際はお問い合わせください。
問い合わせ:seiji.ueoka(at)gmail.com *(at)を@に変えてください。

■下絵:可能であれば、自作の絵、Tシャツにしたい写真、コピーライトフリーなデザインなど、好きな下絵をTシャツの大きさに合わせて用意してください。

※Irregular Rhythm Asylumにある書籍、DIYグッズからもインスピレーションを得ることが出来ますので、気楽にご参加ください。

■その他
・汚れてもいい服装かエプロン/割烹着
・軍手かビニール手袋(摺るときに手が汚れないよう)
・古新聞紙(一日分程度)
・ビニール袋(刷ったTシャツを持ち帰るため。※乾燥するまでに、最低1週間はかかります。)
黒インク以外で刷りたい方は油性版画用インクをご用意ください。

参考:サクラ版画絵具油性(安くて使いやすいです)
http://www.craypas.com/products/lineup/detail/52.php

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橋の下世界音楽祭 2014に、カフェ・ラバンデリアとバー・グリゼットと共同で出店します! そのため、17日(土)〜18日(日)はIRAを休業いたします。また、19日は月曜日なので定休日です。よろしくお願いします。

http://soulbeatasia.com/



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When Systems Fail
Tuesday, 29 April 2014
1pm (Helsinki Time)
6pm (Manila Time)
7pm (Tokyo Time)

An online radio discussion on autonomous organizing systems addressing alternatives to our consumerist culture with artists and organizers from Manila, Tokyo, hosted by Korppiradio in Helsinki.

Online Radio Streaming at http://korppiradio.net/

"When Systems Fail" is a discussion on autonomous organizing systems in Helsinki, Manila and Tokyo on the specific context of alternative solution and direct action to our contemporary problems (Ecology, economy, politics). These include discussions alternative to consumerist culture within the context of the cities (Manila: Disaster Management/Haiyan, Tokyo: Nuclear Power/Fukushima, Helsinki: autonomous food production and/or ecology-economy concepts).

As human beings we are united in our own capacities for philosophy, science and self-education.  The ecological landscape that persists in our own consumerist culture cannot be addressed by the pervading standards of our current societal behaviors.  As individuals, we do not find the urgency in confronting and acting upon our current ecological crisis.  As a traditional neoliberal society, the focus is more on competition rather than cooperation.  A few collectives and individuals focus on the human beings capacity for directly addressing and confronting our ecological crisis this may include a community radio, book store, political writer, researcher or artist which has directly worked on in an individual or collective capacity to foster a cultural transformation for the self or the community directly.

The focus of this discussion is on autonomous organizing systems in three different cities (Helsinki, Manila and Tokyo) and their specific context of an alternative solution and direct action to our contemporary problems (ecology, economy, politics).  Helsinki's resource person will be defined by the purpose and platform of the discussion, Korppiradio, a community radio network which operates autonomously without any censorship or intervention, dedicated to creative cooperation not owned by anyone, and Mustarinda an organization which fosters the relationship of art, economy and ecology. Manila's key people are artists who are working on discussions and meetings on disaster and survival as a sculptural project, as well as an important writer (Bas Umali), who researched on pre-colonial concepts of autonomous organization as well as an initiator for climate crises campaigns.  Tokyo's participants will be writers, artists, and organizers within the discussion of alternative actions to nuclear actions since the Fukushima nuclear fallout.

The discussion over the radio platform is an artistic endeavor, which in itself is an autonomous organizing body on its own.  The resource people include artists and organizers that are recommended by community book stores and infoshops in their pervading cities.


Profiles of Participants:
Korppiradio (Helsinki) is a community Radio in Helsinki located in Vallila dedicated to creative cooperation not owned by anyone, or in any way and cannot be privatized.  Its operates autonomously without any censorship or intervention. It has an emerging and growing audience consisting of Helsinki residents, and young adults who are interested in local cultural forms in the city engaged in a dynamic communication channel of critical art forms, events, the Finnish Music scene, and healthy political dialog and media analysis.

Paavo Järvensivu (Helsinki) is a postdoctoral researcher of economic culture. He has taken part in the critical discussion on economic growth through various events, lectures and writings. He is a member of Mustarinda, a nonprofit organization founded in 2010 in Finland to foster ecological and cultural diversity. Mustarinda investigates the cultural and socio-economical structures of society, largely dominated by different aspects of the ecological crisis. Since its founding, the organization has produced several fruitful collaborations with professionals of art and research, taking part in the residency program and in the variety of events and exhibitions organized by Mustarinda.

Jong Pairez (Manila) is a media artist based between Manila and Tokyo. He is the founder of Civilization Laboratory (CIV:LAB) a tactical space dedicated to research and design sustainable and alternative living, acting as a site to engage civilization and find ways to survive through shared experiences of man-made and eco disasters.

England Hidalgo (Manila) is an artist based in Manila. His work discusses the deluge of information and repetitiveness of "transferred" symbolic meanings and recurring headlines in the news stands. He has also created works for graphics and images in punk bands and records of flyers in punk events in the Bay Area (San Francisco, US) and Manila, Philippines. He is the founder of "Over and Out" a sculpture and concept for a collapsible infoshop and library of Southeast Asian Zines.

Bas Umali (Manila) is writer and organizer makes strong contributions to the anarchist movement in the Philippines. He is the founder of Onsite Infoshop and has written the concept paper, "Re-emergence of Philippine Anarchism" which combines the principles of the traditional Philippine communities, the barangays, with a grassroots confederation. He is involved with mobile education initiatives for flood awareness/preparation and climate crises campaign and publications, and programs which apply solar technology to marginalized communities.

Wataru Tsurumi (Tokyo) is a former magazine editor and author of the book “The Complete Manual of Suicide (1993).” His recent book "Post Capitalism Declaration" is a book that criticize global economy and the principle of economic growth. Tsurumi is now living in Kunitachi, West Tokyo advocating self-sufficiency and radical sustainable living by doing subsistence agriculture and gardening. He is also very active in anti-nuclear actions.

Harpee Harada (Tokyo) is an activist, graphic designer and illustrator. Along with her activist neighborhood in Kunitachi, West Tokyo they manage a community garden and regularly run a flea market dubbed as "zero yen market" – where people exchange goods using the principles of gift economy.

Keisuke Narita (Tokyo) runs an anarchist infoshop in Tokyo named Irregular Rhythm Asylum (IRA). The infoshop is located in the heart of Shinjuku and been serving the anti-authoritarian communities since 2004. Narita is also a graphic designer and organizer. He co-organized the No! G8 Infotour and designed its graphics.

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コタキナバルへ ~ビーズの魔法使い、記憶の町、海の生活~

文・Risa

ボルネオビーズの魔法使い

夜更けのライムジュースも朝ご飯の板麺もおいしかったKLを発ち、いよいよサバ州のコタキナバルへ。AirAsiaの国内線でおよそ2時間半の旅。航空券は片道約3000円。コタキナバルでは、前回紹介した版画「ビーズは死なず」のモデルになったエレノア・ゴローというビーズ・アーティストに会う。「マジック・ボルネオ・ビーズ」というボルネオ島の先住民族の古くからのビーズ文化を伝える活動を手がけているエレノアは、写真家やパフォーマンス・アーティストらと共同で借りているスタジオに案内してくれた。カラフルなビーズの魔法使いのような人。パンクロック・スゥラップなど地元のアーティストにたくさん声をかけ、社会的メッセージを表現することをだいじにしたアート・フェスティバルを次々と開いている。パンクロック・スゥラップとのコラボでは、さかのぼると2012年末にトゥアラン(Tuaran)というコタキナバルの隣り町で開かれたコミュニティ・イベントがある。これは宗教的にも民族的にも多様なトゥアランの人びとが共に生きてきたことを、町歩きなどを通じて再発見しようというもので、伝統的ビーズのワークショップとTシャツのプリント・ワークショップを一緒に行っている。路上でのワークショップはピクニックみたいで楽しそう(三つ編みの人がエレノア)。右奥にパンクロック・スゥラップの幕絵も見える。(かれらの幕絵のことは別の回でじっくり紹介するのでお楽しみに。)

エレノアの語るビーズの世界については「ビーズがつなぐ先住民族文化とコミュニティ」でも紹介。(IRAで取扱中)

自作ビーズをつけ版画のボーズを再現


記憶の町

コタキナバルでバックパッカー向け安宿が集まる地区は「オーストラリア・プレイス」という地名だ。なぜオーストラリアなのか、観光パンフレットが説明している。19世紀末から1963年までイギリス領北ボルネオであった現在のサバ州を、第二次世界大戦中に日本軍が占領していた。北ボルネオの日本軍と戦ったオーストラリア軍の駐屯地が置かれていたのがこの地区だったことに由来するという。この一角の「ボルネオ・バックパッカーズ」の1階にあるカフェ「ボルネオ1945 ミュージアム・コピティアム」に入ってみた。「コピティアム」はマレーシア華人の伝統的なカフェ兼食堂の総称で、その独特の情緒を好む人も多く、KLなどでは都市再開発で消えつつある昔ながらのコピティアムの保存運動が起きていたりする。レトロな雰囲気と地元のボルネオ・コーヒーでゆったり一服。店内の壁には「忘れないように、あなたたちの犠牲を」という文字とともに第二次世界大戦中のオーストラリア兵士たちや戦前のボルネオの写真、古い自転車が飾られ、手作りの歴史博物館になっている。別テーブルの恰幅のよいおじさんから「日本から来たのか? 自分はビジネスで日本に行ったことがある。地震と津波は大丈夫だったのか?」と気さくに話しかけられる。会計のついでにレジにいる二人の若い店員に市内観光のおすすめを聞いてみたら、海辺やレストランのほかに、地図に載っている数カ所のショッピングセンターを「ここがいい、ここはダメ」と20歳くらいの女の子目線で親身にアドバイスをくれて楽しい気分になる。

「忘れないように」(Lest We Forget)と書かれた店内。
この柄のコーヒーカップがコピティアムの定番。
コタキナバルの中心街ガヤストリートを散策していると、食料雑貨店や書店の店頭に昔の店舗や商店街の写真が飾ってあり、ミシン修理店の店頭には年代物のミシンが展示されているのが目にとまった。「ミュージアム・コピティアム」でもカフェが歴史を記憶する空間になっていたように、コタキナバルの人たちが、自分たちの土地や生活に関わりのある歴史を記憶する町づくりをさりげなく実践しているのが印象深い。もうひとつ、日本が直接関係する記憶の場所として、コタキナバル空港そばの「プタガス記念公園」(Petagas Memorial Garden)がある。第二次世界大戦中、現地の華人を中心に組織された「抗日キナバル遊撃隊」の176人が日本軍によって虐殺されたまさにその場所に追悼碑が建てられている。手入れされた園内には、ガジュマルの大木が静かな木陰をつくっていた。靖国神社を参拝して国内外に不安と不信を拡散している首相はこんな場所を知っているだろうか。

プタガス記念公園
ミシン修理店


海辺のナイトマーケット

コタキナバルの海岸は表情豊かな空間。海沿いの遊歩道を歩くと、カップル、釣り人、たむろしている若者や中年、日帰りダイビング・スノーケリングからフェリーで戻った観光客、海上警察の黒い船、複合リゾートビル建設現場の巨大クレーンと移民労働者、対岸の島の水上集落と行き来する簡素な造りのモーターボートを操る人たちなど、いろいろな海の生活が想像される。

魚のほかにアボカド・シェイクもおすすめ
海沿いで毎晩開かれるナイトマーケットはアジア的情緒にあふれる。屋台が競い合うように魚を焼いて客を呼び込んでいる。沖縄の海ぶどうと同じ海藻を発見。なまこがたくさん並んでいる。同じ東南アジアでも観光都市シンガポールのきらめくウォーターフロントとは別世界で、コタキナバルの夜の海岸には小型漁船が連なって停泊し、薄闇に浮かぶ船のデッキからの話し声やギターを爪弾く音、船と船を伝って移動している人など、海人たちの生活感が漂う。漁師の多くはインドネシアからの移住労働者で、夜市は「フィリピン・マーケット」と呼ばれるほどフィリピン人の店が多い。


いよいよラナウへ!

コタキナバルのバスターミナルからラナウ行きのハイエースの乗り合いバスに乗車。出発まで一時間も待たされ暑さに閉口する。バックパック積み込みの追加料金5リンギ(約150円)を請求され、半島部ではバスで追加料金なんて言われたことはないがサバではそういうしくみなのかと払う。あとから聞くとそれは外国人ゆえの待遇らしい。隣の席の大柄なイラクの留学生から「日本人なら分かるだろう」とタブレットの操作を助けてくれと無茶振り。ラナウの稲作調査に通っているそうだ。ファルージャから広島の原爆後遺症のことまで予期せぬ旅の会話。海の町コタキナバルから東の内陸部ラナウまで約100キロの道のりは、途中から北に標高4092メートルのキナバル山を見ながらの山道で、キナバル山のふもとに位置するラナウは海抜1176メートルの高原の町だ。

ラナウからキナバル山を眺める


次回予告

せっかくだからとコタキナバル観光案内が長くなってしまいました。次回はラナウに到着してから、パンクロック・スゥラップのメンバーのお店やスタジオ兼自宅を訪ねてのあれこれをお伝えします。木版画やTシャツをプリントしたり、こんなパンクロック・スゥラップのパッチもつくりました。

パンクロック・スゥラップのパッチ
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Irregular Rhythm Asylum is an infoshop in Tokyo dedicated to the following "A"s.

新入荷

IAS Lexicon

IAS Lexicon
IAS LEXICON The Institute for Anarchist Studies と AK Press の共同制作語彙集シリーズの翻訳です。「アナキズム」「権力」「植民地主義」「ジェンダー」「白人優位主義」の全5冊

PANGROK SULUP訪問記

END:CIV

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