イレギュラー・リズム・アサイラム
160-0022 東京都新宿区新宿1-30-12-302
tel:03-3352-6916 | email: info@ira.tokyo
新しいホームページ: http://ira.tokyo
営業時間 13:00〜20:00(月・水定休)
IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
1-30-12-302 Shinjuku, Shinjuku-ku Tokyo 160-0022
tel:03-3352-6916 | email: info@ira.tokyo
website: http://ira.tokyo
Opening Hours 13:00〜20:00 (Closed on Mondays and Wednesdays)
呪いの日(々)/ヴゥードゥー・アクティヴィズム~イルコモンズ現代呪術展
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9/08/2014
▼「呪いの日(々)/ヴゥードゥー・アクティヴィズム~イルコモンズ現代呪術展」予告篇
【題名】 「呪いの日(々)/ヴゥードゥー・アクティヴィズム
~イルコモンズ現代呪術展/悪魔の角笛と呪いの太鼓をもった不能犯」
【日時】 二〇一四年九月十四日ヨリ九月二十一日マデ (午後1時ヨリ8時マデ)※月曜・水曜閉鎖
【場所】 東京・新宿 イレギュラー・リズム・アサイラム・ギャラリー
東京都新宿区新宿1-30-12-302 http://irregular.sanpal.co.jp/
※入場無料・賽銭歓迎
【概 要】 文化人類学者で現代美術家でアクティヴィストのイルコモンズが、その知識と技能を投じて、政治的退廃と社会的混迷の時代に突きつける「ヴゥードゥー・アク ティヴィズム(=非暴力呪詛行動)」と「現代呪術」のひるみなき実験。イルコモンズがデモや抗議活動のために制作してきた「殺すなの旗」(2003年)を はじめ、「原発を呪うドラム」(2012年)「自民党とたたかう絶叫サックス」(2012年)「自民党を呪う嵐のサックス」(2013年)「レイシストた ちの声を掻き消すメガ・ブブゼラ」(2013年)「怒りのブルドラム」(2014年)などのほか、未公開の祭具・呪具を「呪いの日(々) Dies Exsecror」をテーマに一堂に展示。路上では目にすることのできなかった細部や裏側もすべて公開。祈るな、怒れ、願うな、呪え。
▼「原発を呪うドラム」(2012年) ▼「自民党とたたかうサックス・怒りの日仕様」(2014年)
【上映】
▼イルコモンズ監修 「呪いの日(々)・コンセプト・ムーヴィー」(13分31秒)
※午後5時より午後8時まで会場にて上映
「儚(はかなき)き我 哀れ 裁く御方 ひるむなら、祈るべき主は いずこ」
(グレゴリオ聖歌 「怒りの日」第7番)
「服(まつろ)わぬ我ら 化外(けがい)の民 裁く御方 ひるむなら 呪いの主は 我ら」
(イルコモンズ 「呪いの日(々)」)
【参考画像】
▼イルコモンズ作図 「立憲民主々義泥棒除けの呪符」(2014年)
▼「芸術は呪術である」(岡本太郎) ▼「アフリカの魔除けの像」(イルコモンズ所蔵)
「今日、のような日。芸術家は無力感に打ちひしがれ、存在の無意味を噛みしめるのです。そして、レンブラントの宮廷画のように、今、己の立っている矛盾の実態を描くことで、遠い未来に向けて、その哀しみを伝える事しか出来ない自分に憤りつつも、絵を、描くのです。」(村上隆 2014年7月1日のツイート)
「今日、のような日。「この世には神も仏もいないのか、祈るべき主はいずこ…」と天を仰ぎたくなるような日々。非暴力直接行動主義のアナーキストで あ る私は、神に祈り、仏にすがることはできないが、みずから怒り、共に呪うことはできる。路上の「不能犯」※1 となった私に、寄るべき「主」がひとつだけあるなら、それは過去と現在と未来に生きる民主主義の無数の「民」にほかならない。裁くのは神ではない、「民」 である、立憲民主主義の地では、「民」こそが「主」である。我に呪う用意あり。蘇れ、ヴゥードゥー・アクティヴィズム※2。無力感、反対。矛盾、賛成。無 意味が怖くて芸術ができるか。バチが怖くてドラムが叩けるか。悪魔が怖くてサキソフォンが吹けるか ※3。ファ・ミ・ファ・レ・ミ・ド・レ ※4 はアゲインスト・アンダー・コントロールの調べ。呪いの日は近い ※5。」(イルコモンズ ※6)
【注釈】
※1【不能犯】(ふのうはん)
「不能犯とは、刑法学上の概念の一つで、犯罪的結果の発生を意図したにもかかわらず、その行為の性質上、当該結果を発生させることがないため、犯罪が成立 せず、刑罰の対象とならない行為のことをいう。結果発生の危険がないため、未遂犯にもならないとされている。典型例には迷信犯(丑の刻参りなどの呪殺)が あげられるが、呪殺については「(常識的に呪術でひとが殺せるはずはないので)例外的に不可罰」であるという主張が導かれる。」(ウィキペディアより)
※2 【ヴゥードゥー・アクティヴィズム】(ぶぅどぅーあくてぃびぃずむ)
イルコモンズによる造語。暴力や破壊をともなうような物理的手段を使わず、呪詛や祈祷などの精神的・心的・迷信的表現手段を用いておこなう社会活動のこ と。典型的には「公害企業主呪殺祈祷僧団」(1970年) 「怨の幟」(1970年)などの例がある。イルコモンズによると、「ヴゥードゥー・アクティ ヴィズム」は、「アクティヴィズム3.0」から「アクティヴィズム マイナス1.0」への逆進化であり、フロイトが unheimlich と名づけた「抑圧されたものの回帰」であるという。
※3 【悪魔が怖くてサキソフォンが】(あくまがこわくてさきそふぉんが)
アドルフ・サックスが発明したサキソフォン(サックス)は、二〇世紀初頭には「悪魔の角笛」と称されていた。ナチスは、サキソフォンは「ユダヤ系黒人音 楽」の響きであり、「退廃芸術」のひとつだとして、道徳の堕落と人種の交雑の象徴という汚名を着せて、サキソフォンを禁止した。ロシア政府は、サキソフォ ンの演奏家をよくシベリアの収容所送りにした。日本では、第二次世界大戦の前夜、欧米の影響を払拭する運動の一環として、好色なサキソフォンの数が制限さ れた。(マイケル・シーゲル「サキソフォン物語/悪魔の角笛からジャズの花形へ」より抜粋)
※4 【ファ・ミ・ファ・レ・ミ・ド・レ・レ】(ふぁみふぁれもどれれ)
「怒りの日」の旋律「ファ・ミ・ファ・レ・ミ・ド・レ・レ」は西洋の音楽の歴史のなかに深く根付いており、この旋律は「死」や「裁き」を連想させるモチーフとして、西洋音楽のなかで頻繁に引用されている。
※5 【呪いの日】(のろいのひ)
展示最終日の二〇一四年九月二十一日は、自民党総裁・安倍晋三の誕生日
※6 【イルコモンズ】(いるこもんず)
「01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる」
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【告知】
▼「呪いの日」呪奏団 生演奏会
[日時] 2014年9月21日20:00-
[場所] 東京・新宿 ラバンデリア http://cafelavanderia.blogspot.jp/
[演奏]「呪いの日」呪奏団(大熊ワタル、こぐれみわぞう、菱沼尚生、天森浩、イルコモンズ)
[講話] イルコモンズ
※入場無料 賽銭歓迎(但し、ワンドリンク・オーダー)
2014年9月21日、展示最終日の夜、自民党総裁・安倍晋三の誕生日にあわせ、展示した楽器で「呪いの日」を100回合奏します。
滅憎無遺退疫懲消故亡
惨病呪棄悲苦乱虐凶負
壊狂害厄辞下迷怪末落
獄罪腐裂陥封邪災怨争
忌不訣失没危厭反疾恨
毒闇嫌敗廃暗沈非誤怖
朽酷破鬼衰穢魔禍禁折
絶虚秘辱障流縛被祟汚
飢妄倒悩恐奇磔難断屠
傷困堕妨惑晒剥哀崩鬱
▼イルコモンズ作図「魔法円・百字ツイート」(2014年)
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[参考1]
▼「アトミックサイトスティルアライヴ」展予告篇
https://www.youtube.com/watch?v=hmum3yISack
▼イルコモンズ「自民党とたたかう絶叫サックス」(別名「特定ミステリー反故ホーン」)http://illcomm.exblog.jp/20058980
▼イルコモンズ作「自民党を呪う嵐のサックス」(2013年)
http://illcomm.exblog.jp/20141767/
▼イルコモンズ作 「経団連を呪う悪魔の笛」
http://illcomm.exblog.jp/17668116/
▼イルコモンズ作 「呪いのドラム」(2012年)
http://illcomm.exblog.jp/16765002/
▼「呪殺の幟旗の直接的な影響で死んだ人は一人もいない」
http://illcomm.exblog.jp/16410740/
[参考2]
▼「安倍首相 霊視で組閣 「四人の神」 慧光塾」(2007年)
(安倍首相は)「こういった団体から贈られる御守や仏像、鏡などを大切に保管し、日常的に祈りを捧げている。総理執務室の机は、そうしたものでいっぱいになっている。」(上杉隆)
▼中垣克久 「時代(とき)の肖像-絶滅危惧種」(2014年)
▼「東京都美術館、安倍政権を批判した中垣克久氏の作品の撤去求める」
「靖 国参拝批判の作品、撤去要求東京都美術館 東京都美術館(台東区)で開催中の現代日本彫刻作家展で、安倍政権の靖国参拝などを批判した作品の撤去を同館が求めていた。主催者は「表現の自由を侵害す る」と反発したが、同館は「政治的な宣伝という苦情が出かねない」とし、協議の末に作品の一部が削除された。」(朝日新聞 2014年02月19日)
▼「「呪」「殺」の字で他の県議批判 秋田、女性県議が文書発送」
「秋田県の女性県議が、他会派に所属する男性県議に対し、赤い文字で「呪」や「殺」という単語を使って批判する文書を関係団体に発送していたことが3日、 分かった。県議会は、文書は事実と異なる内容や個人的中傷を含み問題だとして、近く議会運営委員会で対応を協議する。文書を送ったのは、県議会会派「新み らい」所属で現在3期目のこだま祥子氏(59)。男性県議が所属する国政政党をかつて選挙で支援したのに、こだま氏の地元で対立候補を立てようとしている と主張し「恩を仇で返す人でなし」と批判。赤い文字で「人を呪わば穴二つ 人を殺さば穴二つ」などと書いていた。」(共同通信 2014年9月3日)
[参考]
▼イルコモンズ作図 「呪の心得」(2014年)
(「KEEP CALM AND SPELL ON = 冷静に呪え」)
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(つづく)
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