イレギュラー・リズム・アサイラム
160-0022 東京都新宿区新宿1-30-12-302
tel:03-3352-6916 | email: info@ira.tokyo
新しいホームページ: http://ira.tokyo
営業時間 13:00〜20:00(月・水定休)
IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
1-30-12-302 Shinjuku, Shinjuku-ku Tokyo 160-0022
tel:03-3352-6916 | email: info@ira.tokyo
website: http://ira.tokyo
Opening Hours 13:00〜20:00 (Closed on Mondays and Wednesdays)
明日から安房鴨川で始まる興味深いプロジェクト。
http://www.animismonline.com/2010/09/post_331.html
房総アヴァンガーデニングプロジェクトは、 真魚長明の安房ビエンナーレ2010における「景色との関係を考える」プロジェクトです。通常のアート展示に加えて、会期中、会場となる鴨川市民ギャラリー・会議室において、様々なゲストを招きしてトークセッションを行います。
環境、教育、メディア、アート、森林、日用品、農業、食べもの・・・、多岐にわたるテーマを房総の景色をガイドに考えていきたいと思います。ふるってご参加ください。
10/ 1(金)表現はいくらでも可能だ。マオナガアキのアート入門
10/ 2(土)房総の里山を脅かす、産廃・残土。金井珠美さん(残土産廃ネットワークちば事務局長)
10/ 5(火)生活にデザインを。ニッポンのよいものを選ぼう。菅野博さん(なないろ)
10/ 6(水)房総半島の森は今、身近な宝を上手に利用しよう。小淵愛さん
10/ 7(木)自然のなかで幼児教育=森のようちえん。沼倉幸子さん(森のようちえんはっぴー)
10/ 8(金)共生を農に見いだすアート=自然農の世界。 米山美穂さん
10/ 9(土)はじめよう、地域メディア。岩松裕子さん、菅野博さん(0470編部)
10/10(日)お金も暮らしも、ボクらでデザインしよう、地域通貨と地域自給組合。
林良樹さん(安房マネー)今西徳之さん(あわのわ自給組合)
10/11(祝)地域をアートで元気に。宮下昌也さん(コヅカアートガーデン)吉良康矢さん(安房葦船祭)
場所: 鴨川市民ギャラリー
時間: トークは15時から(展示は通常通り)
料金: 参加無料
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われわれのFUCKな気持ちは、そうとうデカイよ!
赤いドアを見ると黒く塗りつぶしたがるのはRolling Stonesで、広告を見ると黒く塗りつぶしたがるのはパリのグラフィティ・ライターPrincess Hijab。
(イメージ via はーぴー日記)
9月26日緊急デモ!!宮下公園を救おう!!手作りサウンドデモ!!
24日14時に宮下公園の行政代執行が行なわれました。生活者を強制排除して、フェンスで出入り口を全面封鎖しておいて、公園内の荷物を強制的に排 除しました。10時からの座り込みを警察が押し出して、工事車両で搬出を行ないました。「フェンスをあけろ」「やだやだ、ナイキはやだやだ」「渋谷区は公 園を売り渡すな」という声の中を。
渋谷区は、このままナイキパークの工事に入ると説明をしています。
ナイキパークの計画を大勢の声と力で、白紙撤回をさせよう。発着場所は、宮下公園大階段下!! デモコースでは、ナイキショップ前(原宿店)と渋谷区区役所前を通ります。
みなさーーーん、宮下公園前に集まって、宮下公園を取り返すデモをしよう!!
■集合場所 宮下公園大階段下(明治通り沿い、JR渋谷駅から徒歩1分)
■集合日時 2010年9月26日(日)13時
■デモコース
宮下公園大階段下出発→宮下公園ガード下通過(タワレコ横)→渋谷公園通り→渋谷区役所前→岸記念体育館前→原宿駅横→表参道→ナイキショップ前→明治通 り→宮下公園ガード下(原宿側)→ファイヤー通り→井の頭通り→東急文化村通り→渋谷駅前→明治通り→宮下公園大階段下ゴール
*宮下公園名物の手作りサウンドデモです。音が出るもの大歓迎。
*行政代執行で、プラカード類が奪われています。ぜひとも、各自準備してきてください。26日10時から美竹公園でプラカードづくりその他の作業をします。お越し下さい。
*撮影をする人が多くいます。自分を特定されたくない方は、お手数ですが、各自での工夫をよろしくお願いします。
*色んな立場の人が参加できるデモをやりたいと思います。当日は、セーファーの取り組みをします。
自分もデザインなどで関わらせてもらっていますが、藤井光さんのプロジェクトSILENT LINKAGEがいよいよ始動。まずは、この「アワー・ストライキ」。
芸術関係者 各位
芸術の労働問題。このアポリアを私たちの切実な問題として脱構築するアクション+映像制作にご参加ください。アーティストやアートプロデューサー、 アートNPO、技術者など断続的に雇用されるクリエイティヴ・レイバー(芸術労働者)が、アサヒビール本社の地下駐車場に数十基のテントを張り、芸術と労 働に関する新しい概念/声をあげていきます。
墨田区役所前広場にも、無数のテントが張られ、美術、音楽、映画、アニメ、文学、デザイン、ダンス、演劇、建築関係者が座り込みのアクションを行い ます。自営でもなく、有期/無期の給与所得者でもなく、産休や労災、失業保障もない芸術労働者たちの生活実態を知る家族やパートナーも参加します。芸術労 働者たちのかげがえのない一回性の生が、芸術の条件である事を知る学生やこの社会で多数者となった有期雇用者たちもいます。
当日のアクション/映像制作に参加できないが、このプロジェクトに関心ある方は、下記のコメント欄から、芸術と労働に関するご意見を投稿して下さ い。真撃な無数無限の批評言語が、芸術と労働の新しい関係性を創出していくと私は信じています。藤井光(美術家・映像ディレクター)
【日時】2010年9月25日(土)10時/15時/20時集合(全3回)
【場所】アサヒ・アートスクエア前広場(浅草駅、徒歩5分)
【持ち物】プラカード、作品、楽器、PCモニター、拡声器、絵コンテ、寝袋、助成金申請書、マンガ、パフォーマンス、食料、請求書、コンパクトチェ アなど必要と思われるものを持参ください(広場撮影使用条件として、手で持ち運び出来る範囲のものとなっています)。テントはこちらで用意いたします。
【問い合わせ】contact(at)hikarufujii.com
-To whom it may concern,
We are calling for participation to our outdoor short film shooting project ‘Our Strike’ on 18/09/10 (Sat) at Sumida Ward Council Tokyo (NB: shooting to be confirmed). The aim of this art project is to draw public attention to enduring social and economic environment ‘creative labours’ have been facing. Participants will be asked to perform in a demonstration-style short film so that it becomes an artwork of ‘action’ and ‘film-making’ simultaneously. Regardless of genre whether visual arts, music, film, literature, animation, theatrical arts or even art-lovers, we would like to invite you all to take part in this project. If you are willing to participate, please email us to contact(at)hikarufujii.com.
We would also like to hear your voices about art and labour, so please post comments below with your name or title (Please refrain from posting comments libellous to any specific organisation or individual). Looking forward to hearing from you all, Hikaru Fujii (Artist)
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ゲスト 金 昇龍(キム スンヨン) 監督
上映日 9月26日(日曜日)
上映 15:00〜
入場料 カンパ制
会場 CAFE LAVANDERIA
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-12-9 広洋舎ビル1F
TEL 03-3341-4845
http://www.outfront.jp/
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Etniko Bandido Infoshop
フィリピン・マニラ近郊パシグで18日、Etniko Bandidoというインフォショップがオープンした。ブログなどで紹介してくれってことで写真を送ってもらったので、インフォショップがどう出来ていくのか見てみましょう。
このボロい家屋を改修してインフォショップにする。
改修前。
とりあえず、ペンキを塗ったり、棚をつけたり、
グラフィティで装飾したり、
ソファを置いてみたりする。
本やジンを並べてみれば、さらにいい感じになってくる。
そして、人が集まってくればもう完成。簡単ですね。
とはいえ、かれら資金もほとんど無に等しいので、このインフォショップが充実していくには、海外からの寄付がたいへん重要になってきます。もし、このインフォショップに寄付してもいいアクティヴィズム関連の本やDVDなど(英語であれば、向こうでも理解できる人が多いです)をお持ちでしたら、↓の住所までぜひ送っていただきたい。かれら、貧民街のこどもたちと、路上で一緒にごはんを作って配ったり(Food Not Bombs)、街頭演劇や絵のワークショップをしたり、という活動もしています。よろしく!
Etniko Bandido Infoshop
157 ilaya e.mendoza st buting pasig city philippines 1600
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きょう回ってきた面白そうなイベントのお知らせ。開催がなんと明日(23日)!と急ですが、ぜひ。
ドイツとポーランドにおける自律スペースとアナキスト運動
ードイツ・ポーランド・日本、特異性と共通性ー
日:9月23日(木)
時:19時30分~
報告:45分
質疑:45分
場:カフェ・ラバンデリア
ドイツとポーランドから来日中のグラスルーツの活動家が自身の経験に基づいて、以下のような内容で話をしてくれます。期せずして宮下公園の画期と重なってしまったのですが、参考になる部分、勇気づけられる部分は大きく、互いの経験を交換し共有し交流する貴重な機会だと思います。
●ドイツとポーランドにおけるオートノマス運動/アナキスト運動の歴史。
●スクワットをめぐる多彩な経験:1980年代以降のベルリンから。1994年から続くポーランド最古のスクワットであるロスブラットから。
●スクワッターやアクティビスト達が、どのように日常生活や関係性を築き、いかにそのための基盤やそれをめぐる闘争を絶えず生み出してきたのか。
●オートノマス運動/アナキスト運動はどのような限界をもつのか、ラディカルな活動や干渉は現在どのような意味をもつのか、これらの批判的記述。
●質疑応答と経験の交換
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Presentation of Polish and German autonomous spaces and anarchist
movements by grassroots activists from Poland and Germany:
Germany, Poland, Japan - different fights, common struggle
23rd Sep, Thursday
19:30-
presentation: 45mins
discussion: 45mins
@ Cafe Lavenderia
- recent history of German and Polish autonomous & anarchist movements
- various experiences from squats in Berlin since 1980s + Rozbrat, the oldest squat in Poland since 1994
- recent political projects and campaigns and how the
squatters/activists reproduce their daily life, relationships, infrastructure and struggles
- critical description of limits of autonomous & anarchist movements + what radical activity/intervention may mean nowadays
- proposals, discussion & exchange of experience/strategies
チクチク縫う集いNU☆MANが、「こうふのまち芸術祭 」で出展している「路地と人」のスペースで18日に開かれまして、写真を送ってもらったので掲載します。(原田企画さんサンクスです!)
布ナプキンはみんな関心高くて、型紙をコピーしておいたら、みんな持って行ってくれたようです。いいですね。
まだまだ「路地と人 in こうふのまちの芸術祭」はつづくようなので、遊びに行ってみましょう。甲府は東京からでも日帰りで行けちゃう距離ですし。IRAライブラリーからのDIY関連本/ジンも置いてあります。
↓明日以降の「喫茶室とスナック路地と人」の予定:
9/23(木.祝)喫茶室とスナック路地と人 13時〜21時
こうふはちみる
15時〜17時のあいだ、甲府の8mmフィルムを上映します。
8ミリフィルムお持ちの方はrojitohito★gmail.com (★=@)までお気軽にご連絡ください。
9/24(金 ) 喫茶室とスナック路地と人 13時〜21時
「無造」田中さんの苔玉ワークショップ
時間 : 13時~20時 (体験時間は常時開催)
体験費用 : ¥2,500~ (駐車料金割り引き有 :¥300)
苔玉&ミニ盆栽の展示販売有り
9/25(土) 喫茶室とスナック路地と人 13時〜21時
編み物ワークショップ13時〜
9/26(日) 喫茶室とスナック路地と人 13時〜21時
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うちの人気もの、いろいろ再入荷してます。それほどいっぱい在庫は用意してないので、お早めに。
Banksy Locations and Tours: A Collection of Graffiti Locations and Photographs in London, England
トゥバという国をご存知ですか?
日本においてはトゥバ人の間に伝わる伝統的な歌唱法
「ホーメイ」が有名で、「喉歌」や「倍音唱法」と呼ばれたりします。
または物理学者リチャード・ファインマンの冒険譚
「ファインマンさん最後の冒険 (TUVA OR BUST!)」で登場することで
ご存知の方もいらっしゃるかも知れません。
トゥバはシベリア南部に位置する、ロシア連邦に属する共和国です。
人々は今でも伝統的に羊やヤク、トナカイの放牧を営み、
タイガや湖がたくさんある非常に自然が美しい国でもあります。
今回、6月~9月の3ヶ月トゥバに滞在し、
いろんなところに行ったりトゥバの音楽を習ったりしてきたので、
撮ってきた写真をプロジェクターに写して見たりしながら、
いろんな話をしたり、現地で習ってきた音楽を少しだけ演奏したりしようと思います。
当日はトゥバで伝統的に飲まれている
塩入りのミルクティー「スットゥグシャイ」を用意します。
気楽な感じで来てください。
報告&演奏者:寺田亮平
9/25 (土) 19:00~
入場無料/ドリンクオーダー+投げ銭制
気流舎は、東京下北沢にある
四坪の古本カフェ・バーです。
気流舎
営業時間: 14時くらい~23時くらい
定休日: 月曜日。ずる休み有り。
住所: 世田谷区代沢5-29-17
飯田ハイツ1F(MAP)
電話: 03-3410-0024
メール: info(at)kiryuusha.com
西成からパレスチナへ レオさんが死んで一年
パレスチナのドキュメンタリー映画を撮った佐藤レオさんが死んで、1年がたった。レオさんが死んでいた4畳半ぐらいの部屋は、去年のあの日よりも、今年は もっと蒸し風呂だったと思う。なんであんなに優しい人が、早いこといってしまったのか。相変わらず、糞ったれな世の中に胸糞がわるい。
あれから1年、レオさんの映画「ビリン・闘いの村」は、映画祭や自主上映会で上映され続けている。それから私は「ビリン・闘いの村」を大量にコピーレフト して、友人たちと協力して売っている。最近までで9万円売上げた。この売上で、ビデオカメラを買った。そして、このカメラをイスラエル占領に対して非暴力 で抵抗しているパレスチナ人やインターナショナルな活動家たちの国際連帯運動(ISM)へ贈った。カメラはレオさんにとっての武器だった。それにイスラエ ル兵の圧倒的な暴力に非暴力で抵抗しているパレスチナ人にとっても、カメラで撮った映像が自分たちの身を守ったり、国際世論を動かす武器にもなっている。
今後とも、レオさんの作品と遺志を世にばら撒き続きたいと思う。それから、パレスチナや日本を取り巻く、ウザすぎる隔離壁や金で買える「安心・安全」をブチ壊してやりたい。
▲カメラとカンパを西成から
▲東エルサレムへ
▲ビリン村、バッセムの母ちゃんへ
追伸
「ビリン・闘いの村」を購入してくれた皆さま、本当にありがとうございます!売上で買ったカメラを無事、ISMに渡すことができました!!また、バッセム の母ちゃんにDVD「わららの友へ」の売上、2万5千円をさらにカンパすることができました(これでカンパ総額10万円)!今後は、ビリン村の最新ドキュ メンタリー「車椅子のジョディ」の日本語版制作をしたいと思っております。
それと、相方のノエさんが、ついに臨月になりました。もうじき、赤子が出てまいります!!
フェンス封鎖に反撃!!9月23日1000人大包囲行動/9月26日抗議デモ
渋谷区による公園封鎖に断固抗議し、渋谷区とナイキジャパンによるNIKEパーク化を阻止するために、23日、26日と連続的にアクションします。
みなさんの熱い支持と結集をよろしくお願いします!!!。
宮下公園を取り戻せ!
23日(木・祝)13時宮下公園大階段集合「1000人大包囲行動」
26日(日) 13時「抗議デモ」(集合場所など未定)
*詳細が決まり次第、続報したいと思います。
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宮下現代彫刻の森/作品図録
『泳げないものは溺れろ』2010
『象徴資本の独占』2010
『オルタナティヴの回路』2010
『マスメディアは真実を暴露しなかった』2010
『沈黙の労働』2010
『公共性の構造転覆』2010
模索舎+トランジスター・プレス共同企画の素敵なイベントが25日にCafe★Lavanderiaであります。
『ジャック・ケルアックと過ごした日々』と『愛と憎しみの新宿』については、IRAでも販売してますのでよろしくです。
トランジスター・プレス佐藤さんは、ビートが「ちょいワルおやじ」みたいなしょうもないイメージで売り飛ばされていることに不満があるとのことでしたが、ぼくのほうでは、ハイ・テンションでメチャクチャやるヤサグレ野郎ども、みたいなイメージだけでパンクが語られるのはそろそろもうイヤだな、と思うこの頃です。
おまけ:
Jawbreaker - Condition Oakland
(曲の終わりにケルアックが朗読する"October in the Railroad Earth"が挿入されている)
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先週のNU☆MAN。トゥヴァ共和国でホーメイとトゥヴァ音楽の修行をしていて帰ってきたばかりのDeepThroatXのterraD/A氏が来店。この日、参加者はけっこういたけど、あまりNUってる人もいないしということで、急きょterraD/A氏にNU☆MANでライブをやってもらうことになった。
写真はたしかイギルという楽器を演奏してるところで、ほかにもドシュプルールという弦楽器とショールという笛を演奏してもらったが、いままで聴いたこともないけど昔から美しいと知ってたような旋律と音色を堪能、みんな音の出し方に興味津々(とくに世界一むずかしい笛のショール)、ごちゃごちゃの狭い店内でも心には大草原を走る馬、というわけで、とにかく素晴らしかった!
写真手前に映ってるのは、パッケージの印刷がリソグラフ並みの技術で親しみが湧くトゥヴァのたばこと、塩っぱいチャイみたいなトゥヴァのお茶(なぜかパッケージに星条旗)。
terraD/A氏は、25日19時から気流舎で、「トゥバ共和国 旅の報告会&ホーメイミニコンサート」をやるそうなので、ぜひ聴きに行ってみてください。
ついでに、DeepThroatXのCDもひきつづきよろしく!
今週のNU☆MANは、都合によりお休みです。
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Titanic Made by Lapindo
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グス・マクサム氏の著書「Titanic Made by Lapindo」は、工業泥災害によって破壊された、インドネシアのシドアルジョに世界の注目を求めます。
2006 年 5 月 29 日、インドネシアのシドアルジョでは何もかもが変わってしまいました。
スラバヤからほんの 30 分に位置し、農民やエビ漁師が暮らすこの地域で、インドネシアの石油・ガス会社、Lapindo Brantas 社は、新資源を狙って天然ガス掘削作業を開始していました。
しかし、その運命の日に掘り当てたのは天然ガスとは全く異なったものでした。Lapindo Brantas 社が、Banjar-Panji のガス田での地下掘削作業中に引き起こしたのは、21 世紀最大の工業災害となる巨大な泥火山の噴出だったのです。現在は「ラピンド泥流」として知られる噴出した火山汚泥は、14 の村を飲み込み、何万人もの住民が行き場を無くしました。この泥流により周囲の生態系は汚染され、インフラも破壊されました。それまで盛況だった東ジャワの経済は壊滅状態となってしまったのです。
果てしなく広がっているラピンドの泥の海
この悲劇の発生以降、被害者たちへの具体的な支援提供が、惨たんたる失敗に終わったインドネシア政府以上に酷いのは、責務を軽視し、それらから逃れるために無慈悲な行動を取った、Lapindo Brantas 社以外に存在しません。インドネシア政府が、責任への怠慢に加担して何もせず傍観している限り、大資産家で政治家の Aburizal Bakrie(事故当時、公共福祉担当調整大臣)が、Lapindo Brantas 社の共同経営者の一人であるという事実が、この露骨な責任逃れが続いてきていることへの説明となるでしょう。
今日、企業の説明責任や環境への責務、また社会的弱者の権利への関心が世界的に高まってきていますが、未だに国際社会はシドアルジョの窮状に目を向けずにいます。この問題が国際社会から放置されてきたが故に、シドアルジョの住民は、住居だけでなく家財も仕事も無く、賠償すら受けられず、自分たちの力だけで生き延びていくほか無いのです。
家を失った住民たちのデモ
著名なインドネシア人の教育者で作家でもあるグス・マクサム氏(Gus Maksum)は、この人的災害の泥流により、彼が住んでいた Jatirejo の住民とともに難民となりました。彼は、この大災害によって引き起こされた、社会的、文化的、または環境的な影響を積極的に訴えて来た人物でもあります。
グス・マクサム氏
「Titanic Made by Lapindo」は彼の実体験記であり、その中で彼は、自治体、環境科学者、報道関係者、“災害観光客“や Lapindo Brantas 社の代理人が群れる様にシドアルジョに集まり、その惨事を利用してどのように利益を得ようとしたか、又、彼らがどのような役割をとったかを暴いています。
マクサム氏は、深い情感や、時にはユーモアを用いて、災害の最初の一年間の容易には信じがたい現実と、社会的、文化的な繋がりを保つ為に苦闘しながらも威厳を保ち、哀しみに直面し、ストレスに晒され、先の見えない喪失感を感じているコミュニティの人々の姿を描いています。
Lapindo Brantas 社によって引き起こされた汚泥噴出事故、及び被害を受けた住民たちによる公正な賠償請求についての情報は、とても限られています。マクサム氏は、この人的な工業災害の存在を世界に伝えることが、シドアルジョの住民と生態系に対して行われている不正を終結させる為の一番の手段だと信じています。
完全に泥に飲み込まれた村
原作は、2007 年にインドネシア語で出版されました。現在、「Titanic Made by Lapindo」は、ジョグジャカルタの非営利出版社 Lafadl Initiatives により英訳され出版されています。
シドアルジョについて、より詳しい情報をお知りになりたい方は、r.rusenko(at)live.com(英語、日本語)またはkantor(at)lafadl.org (英語、インドネシア語)までご連絡ください。「Titanic Made by Lapindo」は書籍、又は電子化書籍形式でご注文いただけます。
Titanic Made By Lapindo (ホームページ):
http://svsl.lafadl.org/en/home.html
Titanic Made By Lapindo (パンフレット):
http://bit.ly/cTptHk
Titanic Made By Lapindo (公式 Facebook ページ):
http://bit.ly/dpWPkS
Titanic Made By Lapindo iPhone 電子書籍:
http://appshopper.com/books/titanic-made-by-lapindo
Titanic Made By Lapindo Kindle 電子書籍:
http://amzn.to/9M3iqR
Lafadl Initiatives (ホームページ):
http://lafadl.org/v2/
Lafadl Initiatives (パンフレット):
http://bit.ly/dxTXsS
関連記事/番組:
・ジャカルタ・ポスト(英字新聞)- Maksum Zuber & Lapindo's Titanic
・ジャカルタ・ポスト(英字新聞)- Four years on, victims still in limbo
・ジャカルタ・ポスト(英字新聞)- brief spot of joy amid the mud
・ジャカルタ・ポスト(英字新聞)- Women, children endure four years on
・Inside Indonesia(英文雑誌)- Resistance Through Memory
・Inside Indonesia(英文雑誌)- Stopping the flow
・Travel Channel (英語放送)- Angry Planet #13
・アルジャジーラ(英語放送)- People & Power - Muddy Justice
Internationalen Sommerfestival Hamburg 2010にて、ドイツのテレビ・ニュース向けに「サウンド・スワーム」の紹介をする蜂起的想像力研究所 with Filastine 。
↓仕事中に暇だったというISZKさんが翻訳してくれた! Danke schön!
――アナウンサー:「アートが実社会で役に立つことはあるのか?」不可解な作品を前にしたときに思わずそう思ってしまう方は多いでしょう。しかし、この問いがまったく無意味なことにすぐ気づかされます。多くのアーティストはアート目的で作られた物のみがアートであると信じていて、そうでない物は単なる偶然の成果と見なされるのです。ところが、新しい抵抗運動という目的を掲げる集団がいます。ロンドンの「蜂起的想像力研究所」です。
00:40
「市民的不服従のための自転車オーケストラ」。ロンドンの蜂起的想像力研究所は10日間にわたってこのテーマに取り組んできた。ハンブルクの住民が誰でも参加できるプロジェクトだ。この日、アート・アクティヴィストたちは日曜日の大フィナーレのリハーサルをおこなった。
――Isabelle Fremeaux「私たちはアートと政治を結びつけようとしています。つまりクリエイティブな発想ができるアーティストと、勇敢で、社会的な問題と関わりのあるアクティヴィストを繋げるのです」
その成果は、蜂起的想像力研究所がすでに7年前から実証している。クリエイティブな抵抗運動という新しい潮流である。最近、BP(ブリティッシュ・ペトロリアム)がスポンサー20周年をロンドンのテート・モダンで祝った際には、彼らはシロップを使ったデモンストレーションで対抗した(※ http://www.fogless.net/diary/2010/5.htm#16を参照)。12月のコペンハーゲンのCOP15の際は二輪車を使った抵抗運動を展開した。アート・アクティヴィストたちはメガフォンから動物の鳴き声を流し、気候政策の根本的な変革を求めて抗議した。
――Filastine「このハンブルクでの試みは、私たちが反対すべき何かに直面した場合にできるかもしれないことの予行演習と位置づけられるかもしれません」
プロジェクトの開始にあたって、ハンブルクの住民を引き込むため先週末に一風変わった上映会が開催された。ヨーロッパのオルタナティブな共同生活に関するドキュメンタリー映画を見るために、参加者は必要な電力を自分たちで「環境的に正しく」発電する必要があったのだ。
昨日からは「市民的不服従のための練習」がおこなわれている。目的が抵抗運動か単なる共同生活かにかかわらず、集団(コレクティブ)が機能する基盤には“自然”がある。
――John Jordan「“群れ”は特異な現象で、私たちが集団として、また個人として同時に協働できることを証明している。(一文聞き取れず。鳥は群れの方が単体より素早く行動できるとかいう話)。ハチや鳥、魚の群衆行動に関する知識や本能から学べる点は多い」
この「ハンブルグ群団」はまだ結成されたばかりだが、早くも互いに連帯しながらクリエイティブに抵抗することの楽しさに気づいたようだ。
――参加者「去年の12月にたまたまコペンハーゲンCOP15の反対運動の現場にもいて、そこでもこういう音を使ったグループが活動していたけど、今回の方がずっとうまくできてるね」
いよいよ明日、アート・アクティヴィストたちが集団で街に繰り出す。1周年を祝っている最中の「Gaengeviertel(※アーティストたちが自主管理するオルタナティブ・スペースのようなものらしい)」も訪れる予定だ。
――アナウンサー「参加したくなりましたか?ハンブルク群団は明日19:30に集合した後に街に向けて行動を開始するそうです。自転車と、できればラジオを持参してください」
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