不安定な生活を強いられる非正規雇用労働者および失業者を見守る、イタリアの「インディペンデント」なメーデーから生まれた守護聖人キャラクター「聖プレカリオ」からのメッセージ。
日本のメーデー仲間たちへ
(3月17日付、イタリア・ミラノより)
日本の北部が強大な地震と津波の数々に襲われたのは、先週のことですが、私たちは今もなおショックのただ中にいます。
また、福島の原子力発電所での事故についても、現在もなお事態の回復に向かわず、リスクが日ごとに深刻さを増しているだけに、とても心配しています。
私たちは、特にここ数日の間、あなた方に強く想いを寄せてきました。
そして、言葉で何かを伝えたいと思っていました。
この大惨事に際し、心の底からお悔やみを申し上げます。
今まさに、世界各地において、さまざまな社会運動ないしは反体制的な運動体が、日本で起きている事件の経過を見守っているのです。
そして、この信じがたい惨事と日本にいる人が向きあい、緊迫したなかで、それぞれが不安とともに生きる、その姿に勇気づけられているのです。
私たちは、この壊滅的な出来事を眼にし、私たちの生がいかにはかなく、際どいものであるか、生きること自体が、本来どれほど不安定/未定(Precarious)なものかという思いでいっぱいです!
私たちは、労働に由来する拘束を受けている時間においてのみ、不安定/未定な生(Precarity)
私たちの存在そのものが、私たちが生きる時間の全てが、不安定/未定(Precarious)なのです!
皆様全員の無事を願っています。たまには連絡をください。
そして、私たちに何か手助けができそうであれば、一言声をかけてください。
(翻訳:G)
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