
Uphold the ban aerial spray ordinance in Davao! Respect people's right to health and a healthy environment! Uphold the power of local governments to protect public welfare!
Sign the "Support the Ban on Aerial Spraying in Davao City" petition!


多国籍企業企業が経営する農園では、農薬を空中散布することによって、「先進国」の消費者が好むバナナの色や形の、また「安定」した出荷量の、バナナを生産しているわけですが、その農薬の空中散布によって、農民や近隣住民は健康被害や環境破壊の犠牲になっています。いま、その農薬空中散布を違法とする条令の、可決を求めるオンライン署名を集めているので、ここで紹介。どうぞよろしくです。
Dirty Banana キャンペーン:
www.dirtybananas.org/
署名はここから。
ところで、昨年9月に、反G8インフォツアーで、ダバオを訪れて、地元のアナキストやNGOの人たちに、バナナ農園を案内してもらい、農民や地元の住人たちと、ほんの一日だけど交流することができました。

地元の人々は、自分たちで作ったバナナ、あるいは、自分たちのすぐ隣の畑で作られたバナナであるにも関わらず、多国籍企業の農地で作られたバナナを食べることはありません。多国籍企業の農地で作られたバナナは、あくまで「先進国」への輸出用。フィリピンの人たちは、多国籍企業のバナナが、どのように作られているかを知っているから食べない、ということもあるし、「なんで味のしないあんなマズいバナナを食いたがるのか、まったく理解できない。」とか、「あれはダヴァオの農民の血で出来た『ブラディー・バナナ』だ」ということを、農園をガイドしてくれた農民は、言っていたのでした。

農園見学のあとに、昼メシを食いに入った食堂で、農園をガイドしてくれた農民に、ダヴァオの無農薬のネイティブ・バナナをご馳走してもらいました。(ついでに、スーパー不良な多国籍企業のコカコーラも一緒に… 複雑な気持ちで頂いた。)

ネイティブ・バナナは、日本のスーパーに並ぶ、まっ黄色でツルツルなバナナを見慣れていると、かなり不細工に見えてしまいますが、食べたらこれが本当においしかった。甘くて、濃厚な味。
日本に戻って、スーパーなどで売られているバナナをよく見てみると、ほっとんどがフィリピン産で、「チキータ」やら「ドール」などのシールが貼ってある。まさに、自分が訪れたあのダバオの農園からやってきているのでした。そして、バナナを見る度に、農民が言った「ブラディー・バナナ」という言葉を思い出します。
ダバオから帰国して以来、日本でバナナを買うことはなくなりました。
ダバオのバナナについては、以下の本・記事は参考になります。
・「バナナと日本人」鶴見良行著
多くの人が「名著」と言う。1982年に書かれたもの。だけど、状況はほとんど変わっていない。
・JanJanニュース「殺菌剤空中散布問題、法廷闘争に」
2007年12月08の記事。
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