
「……俺達にとって、本物のテロリストはブッシュ、ブレア、それにオランダのバルケネンデだ。やつらはイラク戦争と「テロとの戦い」を擁護し、世界や自国の貧困者を助けることより(先進国でも実にたくさんの貧困者が救済を必要としている)、軍事費に何億ドルもかけたり(イラク戦争/駐留の費用は1日ごとに2億ドルもかかるそうだ)、自国での権力/警察に金を費やす方を選んでいる。そして最後に、もう一度、自問する:本物のテロリストとは誰だ? 絶望と貧困の中で抑圧者に抵抗する人々なのか? それとも、貧困者と労働者のおかげで大金を稼ぎ、何百万人もの人々を飢餓死させている抑圧者なのか?
……決して、“テロリスト”という言葉を鵜のみにしてはならない。政府やマスメディアのフィルタを通して発信される“テロリズムは悪”(少なくとも彼らの目には)という一元的な意味合いしか持たない情報には警戒すべきだ。」
「……俺達もreclaim the streets/public spacesのムーヴメントをサポートしている。だけど、さっきも触れたように、社会の監視化、警察や保安の補強、IDカード、電話やメールの盗聴など、 reclaim the streets的な活動がどんどん難しくなってきている状況は否めない。現在のシステムはより偏狭で抑圧的になってきている。まるで、警察国家のような政治的状況の中で、こうした抵抗活動を広範に繰り広げることがどんどん難しくなってきている。警察の暴力はエスカレートする一方だし、拘留されると以前にも増して拘留期間が長くなってきてるし。それでも、俺達は闘うことを辞めたりはしない! マルクスの言葉を借りると、「失うものは鉄鎖のみ!」。この言葉には今も真実味がある。俺達は現行の政治システムの奴隷/囚人であり、システムという牢獄から脱したいのであれば、鎖を断ち切って、音楽、直接行動、詩、映画、本、アートなどといったあらゆる表現方法を駆使した抵抗の文化を築き上げ、すべての抑圧に抵抗しなければならない!」
An interview with SEEIN' RED in English has uploaded here. Interviewed by the organizer of Seein' Red's show in Tokyo through e-mail in March 2005. Enjoy!
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