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高 慶日(コ・ギョンイル) 作品展 ——風刺漫画&オブジェの展示
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それが、『「ハンアンギャラリー」展における韓国文化院の作品展示不許可事件』(*1)である。
文化と政治の関係は、とてもながい。どのような意図で表現がなされようとも、それが社会的関係性の中で固有のポジションを、政治性を帯びざるをえないことに異論をはさむものはいないだろう。
文化院長のコメントをひけば、「韓国文化院は韓国の優秀な文化を広く伝える国家機関」「国家のイメージアップと国家の利益の為に存在する」「二人の作品は作品性に問題はないが本機関にはそぐわない」と国家権力による検閲の「正当性」を主張してはばからない。
これが国家権力の本質である、といえば問題が解決するかといえば、むしろ問題は先送りにされてしまう。
そこで、私たちは高さんと一緒に、あらゆる表現に開かれた世界のための空間をつくることにしました。
是非ご来場ください。
*1「ハンアンギャラリー」展における韓国文化院の作品展示不許可事件
2006年7月25日からの五日間、東京の韓国領事館内・韓国文化院ギャラリーで開催された、韓国と在日コリアンアーティストによるグループ展「ハンアンギャラリー」においておこった事件。
開催日前日に作品を見た文化院長が、韓国の作家・高慶日(風刺漫画家)と在日の作家・金暎淑(短編映画)を、「文化員の目的にそぐわない」とし、展示禁止処分をとった。
この事実を韓国のマスコミ(ハンギョレ新聞やオーマイニュース等)各誌が重大な問題と受け止め報道したことで文化院や作家側へ取材が殺到した。
日時:11/7(火)〜12日(日) ※時間は各店舗の営業時間内になります。
主催・場所・問い合せ先:模索舎/Irregular Rhythm Asylum
模索舎:東京都新宿区新宿2ー4ー9 tel:03-3352-3557 営業時間11:00〜21:00
Irregular Rhythm Asylum:東京都新宿区新宿1-30-12-302 Tel:03-3352-6916 営業時間13:00〜20:00
トークショー『あらためて検閲の野蛮さを考える(仮)』
日時:11/11日(土)18:00〜
場所:模索舎
高 慶日(コ・ギョンイル) プロフィール:
1968年 韓国忠南生まれ。1996年〜1999年--ハンギョレ新聞、ハンギョレ21、ニュースピープル等で風刺マンガ家として活躍。京都・精華大学芸術学部専任講師を経て、現在、韓国・祥明大学マンガアニメーション学部教授。http://www.kotoon.com/
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