イレギュラー・リズム・アサイラム
160-0022 東京都新宿区新宿1-30-12-302
tel:03-3352-6916 | email: info@ira.tokyo
新しいホームページ: http://ira.tokyo
営業時間 13:00〜20:00(月・水定休)
IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
1-30-12-302 Shinjuku, Shinjuku-ku Tokyo 160-0022
tel:03-3352-6916 | email: info@ira.tokyo
website: http://ira.tokyo
Opening Hours 13:00〜20:00 (Closed on Mondays and Wednesdays)
ポーランド・ポズナンの15年の歴史を持つロスブラット・スクワットが存続の危機にある。多くの人にこの事を伝えてほしいということで、友人からまわって来た日本語訳でビラを作成。
ロスブラット・スクワットは、性別も年齢もいろいろなアナキストやパンクスがゴチャっといて、みな気さくで、ばかデカいコンサート・ホールもあるし、ライブラリーはしっかり整っているし、サッカーチームがあったり、ポーランドのAK PRESSとも言えそうな立派な出版社まであって、ほんとうに素晴らしい自主管理スペースだった。これが失われるとしたら、本当に痛い。
上の画像はビラの表面。裏には下の文章が載る。
ROZBRAT SQUAT
ロスブラット・スクワット
(ポーランド・ポズナン市)
ROZBRATスクワットの誕生は約15年前。ポーランドで最も古いスクワットです。現在、約20人ほどがROZBRATに居住していますが、スクワットの運営や活動に携わるROZBRATコレクティヴではさらに多数の仲間が協同しています。住居として以外に、ROZBRATはアナキスト・フェデレーション(連合)を中心にアナキスト・ムーヴメント全体として主催する社会/文化/政治などあらゆる分野の活動が活発に行われているセンターとしても機能しています。
一つの居住プロジェクトとして始まったROZBRATは年間通じてたくさんのイベントを開催し、現在の社会/政治/文化センターに成長してきました。ライヴ、パーティー、展示会、講演会、ピクニック、議論、スポーツ大会、そして何よりも無数のデモや抗議行動を組織してきました。自らの自律空間の中に押し止まることなく、あらゆる搾取や抑圧、資本主義、社会統制、ファシズム、セクシズムとは無縁の、より良い現実を実現するためのあらゆる新鮮なアイディアにオープンでいるフリースペースです。労働者のストライキから権力との闘いまで、地元のあらゆる抗議行動に参加し、さらには、性、人種/民族、そして経済の弱者達の闘いにも幅広く連帯し、参加しています。
ROZBRATにはアナキスト・ライブラリー、およびポーランド最大のアナキスト出版・流通組織が存在します。また、アナキストやアナルコシンディカリスト・グループの会議や総会などの会場として機能することも頻繁にあります。ROZBRATはポズナンだけでなく、ポーランド東部全体のインディペンデント・カルチャーの中心地であります。ここでの活動や行動は、商業化された世界では実現困難なものが多いと言えるでしょう。システムとあらゆる経済状況の外側からの寄付、助成金、スポンサーに頼らず、自分自身のために、自立した思考を増殖させるために、社会意識を構築するために独立した社会/文化活動に基盤を置いた空間作りを行っています。
ROZBRAT誕生から長年、強制排除の警告は続いていたものの、それほど急迫したものでもありませんでした。平和な時代は2008年1月に、突然、電気ドリルの音と共に崩れ去りました。
2008年1月、借金の取り立て屋が警察と裁判所からの礼状を伴って、スクワットの入り口の鍵を電気ドリルでこじ開け、スクワットの敷地の一部の土地を査定していきました。ROZBRATの敷地は、別々の3人が所有する3つの所有地にまたがっています。その中で最大の面積を所有していたのは、約15年前に銀行から巨額ローンを受けた直後に消滅した会社でした。銀行は、土地を競売にかけて巨額ローンを取り返そうと目論んでいます。しかし、土地はすでに15年間もROZBRATが占拠し続けてきているのです。ROZBRATの土地競売が、今や現実的なものとなってしまった緊急事態を多くの仲間、支援者、そして同志に発信しました。それから7ヶ月間経った現在、まだ競売は行われていません。しかし、まだまだ油断できません。
2008年1月の借金取り立て屋の訪問以来、出来るだけ広範囲にROZBRATの切迫した事情を知らせる決意をしました。これまで、ROZBRAT救済のイベントに駆けつけてくれた何百人もの仲間、多くの同志からの激励の訪問、世界中の同志からの温かい支援に感謝の意が絶えません。最近、バーとコンサート・スペースを改修し、今後においてもより多くの連帯イベントを予定しています。
決定的瞬間は確かにやってくるかもしれません。しかし、最期を意味する瞬間ではないことを、ROZBRATの全員は信じています。自由と自律は決してそう簡単に消え去るものではないことを信じています。
ROZBRATの意志を出来るだけ多くの人に届け、出来るだけ多くの人にROZBRATとの連帯・連携、そして交流を呼びかけます。共に楽しみ、重く垂れ込む暗雲を吹き飛ばしましょう。決定的瞬間がやってくる時、多くの仲間と同志がROZBRATと共にいてくれることを信じています。
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ROZBRATスクワット声明
2009年1月15日
今朝、鍵師、土地査定人、そして警察がROZBRATを訪れた。交渉の末、土地査定人のみ、敷地内への進入を承諾した。土地査定人は土地を撮影していったが、建物の内部への進入は一切拒否した。1年程前に行われた査定は、再検討の必要が出てきた、とのこと。前回の査定額はおよそ600万ズロティ(150万ユーロ=1億7千500万円)だと判明した。今朝の再度の査定額は、前回のそれを上回るものになることだけは現時点で明らかである。また、土地の競売は3ヶ月以内に行われる恐れがあることも知らされた。決定的瞬間、そして決定的行動の瞬間がやってくる時、真っ先にあなた達に伝えます。
皆は一人のために、一人は皆のために!
抑圧された全ての空間とROZBRATは連帯する!
ROZBRAT SQUAT
Pulaskiego 21a
Poznan, Poland
www.rozbrat.org
↓去年ROZBRATを訪れた際に僕が撮ったもの:
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