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目隠ししたゲバラに「私は誰?」というセリフが入ったデザイン。
サパティスタやブラック・ブロックなど、「We are everywhere! —われわれはどこにでもいる!」を合い言葉とする、「匿名性」が大きな特徴で、英雄がいないことを誇りとする現在のアクティヴィズム・シーンにおいて、自発的に行動する者が、ゲバラの実践してきたことに敬意を表すとしたら、巷に溢れかる彼の顔をそのまま着るわけにはいかない、ってことで、こういうデザイン。Tシャツの色は左とは少し違っちゃうかも。
ちなみにIRAは4日はやってますが、5日はお休みです。シネマ・フェスタに行ってます。よろしく。
昔、100号のロールキャンパスにゲバラの顔の輪郭だけうすく鉛筆で描いて、あとは
来場者に拇印で好きにやってもらう、という
展示をマンションギャラリーでやったことを思い出しました。神格化されつつあるチェ・ゲバラを僕らはその当時にも人権上、問題になっていた指紋捺印という手段を使って、どう描かれてゆくのか?が自分自身の興味とある種の直感だったように思う。ゲバラの髭って、まだ保存している人がいて、彼が人として愛されていることを伝えてくれた。いくらでも読み直したり誤解したりしたい人物だ。