
5月23日にZESTくんとなんとかバーを開いて、景気のいいストリート・アートの映像をだらだら見て過ごしたが、自分が用意していった映像で、その場にいた人たち(といっても2〜3人)がいちばん面白がっていたのが、ロシアのVoinaの映像だった。
Voina(「戦争」という意味)は、警察や管理社会をおちょくるのが大好きなアート・グループで、KGBのビルの目の前にある跳ね橋に巨大なペニスを描いてみたり(映像"Dick Captured by KGB")、ヴァギナを使ってスーパーからチキンを万引きしたり(映像"How to Snatch a Chicken")、Voinaの女性メンバーが街で見かけた女性警官に片っ端からキスを迫ったりする(映像:http://youtu.be/l0A8Qf893cs)など、過激な行動を繰り返している。
子どもが遊んでいたボールがパトカーの下に入ってしまったという理由(というか設定のもと)でパトカーをひっくり返すパフォーマンスを行い(映像"Palace Revolution")、それによってメンバー2人が逮捕されたが、その保釈金をBanksyが"Choose Your Weapon"という作品を売って用意したというのはなかなか良い話。
それで、この前「なんとかバー」に持っていくのを忘れてしまった Voinaの映像が一つあったことを思い出したので、ここに載せておきたい。「禁断のアート(Forbidden Art)」という展覧会を企画したことによって、2人のキュレーターが禁錮5年の判決を受けたことに抗議して、Cock In the Ass [C.I.A.]というパンク・バンドが法廷「内」でゲリラ・ライブを決行した時の映像。曲名は"All cops are bastards!"(ちなみに、Cock In the Assのライブはこれが最初で最後)。
Photo reports on Indymedia (English)
Photo reports in blogs (Russian): Plucer, Lavrentij
Photo: Set and descriptions on Flickr
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