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風しもの村から
原画展 ー絵描き・貝原浩の遺したものー
日時 2010年6月29日(火)〜7月5日(月)
10:00〜 18:00(最終日は17:00まで)
場所 秋田県大館市立中央公民館 展示室
秋田県大館市字桜町南45-1
入場無料
主催:貝原浩 原画展 友の会(問合せ先 03-3954-4312)
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「風し もの村から」
1986年4月、ソ連(現・ウクライナ共和国)のチェルノブイリ原子力発電所で起こった爆発事故による放射能は、強 い北風によってベラルーシの穀倉地帯に広範囲に運ばれ、風しもとなった村々は立ち入り禁止地域に指定され人々は町に強制移住させられました。
事 故から6年目の1992年2月、貝原浩は子どもたちへの医療支援を主な活動としていた日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)の人たちと初めてベラルーシ (当時はまだソビエト連邦だった)を訪れます。
汚染地域には、「勝手に」戻ってきた人々の大地とともに生きる生活がありました。
医師 たちは町の病院で検査・治療に当たる。
それをサポートするJCFの人たち。
「絵描きの自分にはいったい何ができるのか……」そう自問 して、5月のベラルーシからの帰国後、たった2カ月ほどの間に、大判和紙(縦65センチ、横182センチ)10枚に一気に描きました。
そこに は、村の老若男女たくさんの人々の生活、広大な大地などが画面いっぱいに描かれ、絵の中に貝原浩の文が筆で書き込まれています。
その後も毎年の ように現地に行き、夏のベラルーシを描き足した4枚とともに展示します。
2010年4月に開館した花岡平和記念館(「花岡事件」に関す る資料館)の展示に貝原浩のイラストが提供されました。
「風しもの村から 原画展」は、この機会に秋田・大館方面の皆さんにも「貝原ワールド」 に出合っていただきたいと思い、開催される展覧会です。
http://kaiharaten.exblog.jp/
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