▲モッシュ!モッシュ!モッシュ!
デモでモッシュを楽しんだ志賀ちゃんより、A.C.A.B.デモ!の報告。
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ええかげんさらせ!ケーサツ!仲間を返せデモ!in 大阪
志賀直輝
9月18日に大阪のミナミで反警察、反弾圧、反原発デモがあった。このデモは、9月11日に新宿で行われた原発反対デモで、参加者12名を不当逮捕した警察への抗議だった。急きょのデモだったけど、60人ぐらいは集まった。とにかく、いつにないぐらい、この日のデモは怒ってた。特に、過剰警備や弾圧を繰り返す警察への怒りは大きかった。
日本のデモってのは、本来のデモって呼べるのわからないんだけど、デモするのに、毎回、警察署へ行って、デモ申請をしないといけない。さらに、交通課のオマワリに「あーだーこーだ」言われながら、地図を見ながら、デモコースを事前に決めさせられる。
世界中どこ探しても、デモするのに、いちいち、警察署へ行って、デモ申請する国なんか見たことない。デモってのは本来、申請なんかしないで「あの政治家なめてる!」とか「ふざけんな権力者!」いって、人がざわざわ集って歩き出したり、警察に許可なんか出さずに好きな道を好きに歩き、道路封鎖したり、座り込んだり、たき火をしたり、これって祭りじゃねーかってのが、世界のデモだ(独裁的な国だと自由なデモは厳しいが、そんな独裁をぶち壊そうとしてるのが現在の中東や北アフリカ諸国のデモ!)。日本のデモみたいに、四方八方を警察に囲まれてデモする国なんか、見たこともないし、聞いたこともない。ちなみに、60年代、70年代の日本のデモはデモ申請なんかしてなかったらしいから、うらやましい。それだけ、ここ数十年の日本ってのは、徹底的に法律で管理されている。
▲台車式サウンドデモ
国にもよるが、欧米なら、デモ中に逮捕されたら、大体、1−2日ぐらいで出れる。悪名高いイスラエルですら、裁判前は24時間しか留置場へ入れてはいけないことになっているらしいから、23日間とか留置場へぶち込む日本ってのは、本当、鬼か、ファシストとしかいいようがない。人殺しの戦争や、人間や動物が住めなくなる原発に反対するだけで、檻の中に十数日から23日間とかぶちこまれたり、大阪の釜ヶ崎じゃ「選挙に行かせろ!」いって、4ヶ月近く檻の中って、本当にありえない。
そんなこんなで、今回のデモ申請者に車両許可を取ってもらうのが遅かったため、サウンドカー(音響設備を載せた車)が出せなかった。大阪は、トラックの荷台にDJを載せる場合は、1週間以上前に荷台乗車許可を取らないといけない。さらに、一人しか荷台に乗れないことになっている。機材がトラぶったりして、トラックに2人乗ろうものならすぐさま、警察が飛んできて、「逮捕だー!逮捕だー!」とヒステリックに怒鳴り散らされる。
そんなわけで、今回は、車両申請する必要のない台車にサウンドシステムを積むことにした。台車式サウンドシステムは、今回が初めてだったが、見事に大成功だった。普段、サウンドカーが入れないアメリカ村の中へ入れたり、けっこう、小回りが利いた。私は、大阪に来て、リヤカー式サウンドデモを何度かやったが、リヤカーは車両扱いされて申請しないといけないけど、台車は、関係ない。徹底的な管理にも、必ずどこかに抜け穴はあるなぁーと実感できた。
この日のデモは、参加者は少なかったが、とにかくみんな、警察のデモへ対する過剰警備や、新宿での不当逮捕への怒りが大きかった。さらに、難波駅前あたりで、デモを妨害しようとしてきたレイシスト集団「在日特権を許さない会」への怒りも大きかった。
▲デモを妨害する在特会と機動隊
大阪の街に、爆音のビートと「仲間を返せ!弾圧反対!」の叫び声が、ぐるぐるぐるぐる響いていた。インカムから流れる命令が聞こえなくなった警察たちは、苛立ち、音を下げろと叫んでいた。
おいおい、そうは問屋が卸さない!オマワリが、自分自身の魂の声に従い、あんたらが足を洗うまで、いつまでも耳元で叫び続けるぜー!
ALL COPS ARE BASTARD!!仲間を返せ!!オマワリ帰れ!!
写真:kasiwabara motosuke
▼号外!!!
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