COP15報告会
場所:素人の乱12号店
http://trio4.nobody.jp/keita/
日時:12月28日 2時~
報告:ヒグチ
※ 入場無料ですが1ドリンクにご協力ください。
2013年以降の気候変動の枠組みが決められるCOP15とその対抗行動があったので、11月26日から12月17日まで、最初にスイスとドイツに行ってからコペンハーゲンに行ってきたのでその様子を報告します。
①【自律スペースをめぐるインフォツアー―スイス&ドイツの日常実践編―】
コペンハーゲンに行くまでの2週間、武漢でソーシャルセンター(我門家青年自治実験室)を作った中国の友達と、東京で自主出版物のアーカイブ(東京ZINE図書館)を作りたいと思っている僕の二人で、中国と日本の自律スペースを紹介しながらスイスとドイツを回り、70年代以降のAutonomous運動に起源をもつ自律スペースの現在を見てきました。
http://stressfaktor.squat.net/
Lausanne・Geneva・Berlinの合法化されたソーシャルセンターや占拠された大学を回りながら話し合ったこと、しぶとく非合法占拠を続けるLausanneのスクワットやGenevaのワゴンプレースで生活したこと、立ち退きをめぐって係争中のBerlinの路上クイアスペースSchwarzer Kanalに行ったり立ち退きに抗するデモに出たりしたこと、Lausannneで半世紀にわたって自主出版物の収集・貯蔵を続けるアナキズム文献センターを再訪問したこと、などについてお話します。
②【COP15対抗行動とサミットインフラ―
コペンハーゲンで9日間、一連の行動に参加するなかで、10万人のデモでの1000人近い大量逮捕に拘置所の外も中も大熱狂であったり、滞在していたクリスティアニアが深夜に警察に囲まれて夜戦が繰り広げられたり、Bike Blocに参加してFilastineのI.N.B以後の新作戦「サウンドスワーム(音の群れ)」のアフィニティグループとしてCOP会議に騒音的介入を試みたり、一連の非日常的スペクタクルがありました。一方で、コンバージェンスセンター/マス・フィーディング/インフォポイント/メディアセンター、そしてアフィニティグループを基礎行動単位に想定した合議方法などのサミット対抗インフラがシアトル以後10年を経て高い水準で定着していたのですが、それらは自律スペースでの地味な日常の延長にありました。
象徴的大行動のスペクタクルは突如として巻き起るものではなく、自律スペースでの日常実践と地続きに連続していました。住む場所を作ること、食べ物を分けること、親密圏を築くこと、等などと。象徴的大行動と日常的実践はどのように連続していて、いかにコインの表裏のように一体となって一つの生(活)を構成しているのか。このことについて考えてみようと思いながらCOP15の大行動に参加してきました。そうすることで、>生権力に対する生政治を予示的に遂行する手掛かりが得られると思ったからです。
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