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▲ビア・ドロローザとオーストリアン・ホスピスの角
9月、10月はユダヤの祭日がたくさんあります。ユダヤ暦の正月、絶食日、スコート。今日は1週間続くスコートの最終日を祝う日でした。
そのため、イスラエル国内に住む(住まわされてる)、アラブ人(パレスチナ人)だけが旧市街(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地)への出入りの規制、歩行中の尋問、身分証明書のチェック、道路閉鎖、チェックポイントの閉鎖などあからさまな人種差別的行為が眼につきます。また、イスラエル兵はイスラム教徒にとって神聖な金曜日の礼拝にくる人達の出入りを禁止しました。これは、よくあることです。
また、旧市街に住んでいるという証明書を持っていないとアラブ人男性は旧市街に入れて貰えません。入れて貰えるのは、45歳以上の男性のみです。そのため、アクサモスク(神殿の丘)にお祈りにいけず、みなそれぞれ、通行禁止になった道路上で、お祈りをしました。
イスラエル兵隊達が叫んでいます。
『(パレスチナ人が)ひとつでも石を投げてきたら、撃て。』
兵隊たちはきっかけを待っているのです。
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▲ビア・ドロローザ
ダマスカス門前では多くのアラブ人が集まり、演説をしました。
演説の内容はこうです。
『神は、この世に一つである。神は天に存在し、その神のみが私達の仕えるものである。今日、ユダヤ人たちが来て私たちのお祈りを邪魔した。しかし祈りの邪魔は誰にもできない。彼らは神ではないのだから。アクサで祈るのも、この道路上で祈るのも、同じ天の下だ。
神が望めば、今日闘いが起こるであろう。神が望まなければ、闘いは起こらない。
ユダヤ人達は、発砲の理由になるきっかけを待っている。彼らは闘いたくてうずうずしている。彼らの思いを叶えてやるな。』
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▲ライオン門付近
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▲ダマスカス門
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▲ダマスカス門
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▲ビア・ドロローザ通り
追記:
ただ今中東をご旅行中の皆様へ
パレスチナでは、イスラエルによる規制、閉鎖、ユダヤ教徒の過激派による嫌がらせによりオリーブの収穫が困難になっています。
オリーブの収穫のこの季節に中東をご旅行中の方で、ボランティアにご興味のある方は是非、エルサレムの美恵子までご連絡ください。
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行き先は毎回異なりますが、主にナブルス方面、ベツレヘム周辺、ラマーラ周辺に行きます。
交通費は自費となりますが、現地での昼食は農家のほうで用意されます。
日程: 10月24、31日、11月7日。尚、雨天の場合は延期となります。
ご連絡はメールにてお願いします。
miekotav(at)gmail.com
エルサレムでの宿泊場所をお教えいただけると助かります。
日本アラブ未来協会
現地代表
美恵子
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