イレギュラー・リズム・アサイラム
160-0022 東京都新宿区新宿1-30-12-302
tel:03-3352-6916 | email: info@ira.tokyo
新しいホームページ: http://ira.tokyo
営業時間 13:00〜20:00(月・水定休)
IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
1-30-12-302 Shinjuku, Shinjuku-ku Tokyo 160-0022
tel:03-3352-6916 | email: info@ira.tokyo
website: http://ira.tokyo
Opening Hours 13:00〜20:00 (Closed on Mondays and Wednesdays)
BAR 716
──『アナキズム読本』出版記念&スペイン革命七〇周年記念イベント
7.16 (Sun) 15:00~
場所:新宿NOANOA
新宿区新宿6-10-2 小池ビルB1
03-3356-6686
料金:¥1000
問い合わせ:IRREGULAR RHYTHM ASYLUM | 03-3352-6916 | irregular@sanpal.co.jp
「BAR7.16へようこそ」
18世紀以来、革命の歴史において、カフェやバルは大きな役割を果たしてきた。特に、19世紀半ばはカフェ文化と革命とが密接に結び付いていた。1848年のフランス2月革命が宴会という名目で行われた政治集会の弾圧に端を発していたことは偶然ではない。そこは雑多な人々が集まる場所であり、出会う場所であり、自分の考えを述べる場所であり、気軽に議論をする場所であった。そして、共謀の場であった 。
70年前、スペイン。1936年7月。ファシストのクーデターに対して社会革命が勃発した。革命については、BAR7.16で公開されるDVDが物語ってくれよう。付言するなら、これは1868年から続く一つのプロセスだった、ということだ。ほぼ70年間にわたり、スペインはアナキズム思想・農民運動・労働運動、そして弾圧の洗礼を受け続けた。激動の中で産まれたアナキスト組織の基本構造−−親和グループ−−を生み出した場は、主として、カフェだった。1930年代のバルセロナにおける暴動の大部分が企図されたのは、「カフェ=トランキリダー」だった。
そして、70年後の現在、共謀の場はなくなりつつある。対抗文化の基盤は現代資本主義と国家に吸い取られ、他者と直に接触することはメールのやり取りに、議論することはテレビの討論会に、カフェ文化は大規模チェーン店に吸い取られた。共謀 は罪だとされる。デモするだけで逮捕される。これが絶対自由を希求したスペイン革命以後の世界の帰結なのだろうか。個人の繋がりは分断され、個人はシステムに吸収され、画一化され、受動化され、生そのものが自動化されてしまったのだろうか。人類は完成し、歴史は終焉したのだろうか。
否。否だと思いたい。人間的自由を求めた精神は、反グローバリゼーションや反戦運動に多くの人々が参加し、能動的に自分の意志を表明することに現れ続けている。1999年のシアトル以来、絶対自由の思想、アナキズムに対する関心が高まっていることもその現れではないだろうか。人間は、自由を、自己決定を、無支配を求めるのだ。
オンライン上で更新され続けているアナキズムFAQの一部がこのほど邦訳出版された。思想だけを論じるのでは評論家に過ぎぬ。行動だけでは方向性を見失う。そう、人が顔を付き合わせる場所が必要なのだ。共謀の場が必要なのだ。
BAR7.16へようこそ。私たちは一夜限りの場を設定した。君が自由になりたいと願うならば、自由になる義務がある。自由を共謀しよう。
映画:
『スペインの短い夏』
1975-77制作/日本/モノクロ/52分
『メーデー2006弾圧記録』
2006制作/日本/カラー/15分
音楽:
若林圭子 (シャンソン)
クレオソータ! (フォーク)
VOCO PROTESTA (パンク)
DJ ラマダーン
バー:
(食べ物)種類豊富な手作り料理とつまみ
(飲み物)CNTワイン、ビール、焼酎、ウイスキー、サパティスタ・コーヒー、
ブース:
ACCLAIM
IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
模索舎
★「BAR716」は、「フィリピン・アナキスト・フェスタ」と連携したイベントです。「フィリピン・アナキスト・フェスタ」のサイトもぜひご覧ください:http://afesta.blogsome.com/
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