イレギュラー・リズム・アサイラム
160-0022 東京都新宿区新宿1-30-12-302
tel:03-3352-6916 | email: info@ira.tokyo
新しいホームページ: http://ira.tokyo
営業時間 13:00〜20:00(月・水定休)
IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
1-30-12-302 Shinjuku, Shinjuku-ku Tokyo 160-0022
tel:03-3352-6916 | email: info@ira.tokyo
website: http://ira.tokyo
Opening Hours 13:00〜20:00 (Closed on Mondays and Wednesdays)
EURO MAYDAYから生まれたアイコン/シンボルに、←の「SAN PRECARIO(聖なる非正規雇用労働者)」というものがあります。非正規雇用労働者の守護聖人。で、そこから派生したのが、この↑「SERPICA NARO」です。「SAN PRECARIO」を並べ替えると「SERPICA NARO」になる、という仕掛けです。
EURO MAYDAYなどに関わるアクティヴィストたちが、このアングロサクソンと日本人のハーフで文化服装学院出身という設定の架空のデザイナー「SERPICA NARO」を作り出しました。かれらは、2005年のミラノ・コレクションに正式にエントリーし、「SERPICA NARO」が大々的に取り上げられているニセ物の雑誌を作ったり、業界の事情にくわしい人に情報提供してもらったりして、見事に合格。コレクションではもちろん「SERPICA NARO」のショーを開催しますが、メディアや業界のすました連中を前に、「実はSERPICA NAROなんてデザイナーは存在しないのでした!」と告白、そしてショーの中でファッション業界内の不安定雇用の問題や移民労働者がおかれてる過酷な実情についてアピールする、という痛快なアクションをおこします。この後、「SERPICA NARO」は、誰でも好きなように使えるアイコン/シンボルとして、DIYなアーティストやデザイナーの一つの連結点になっています。
ファッション業界ってのは本当にひどい世界です。「業界」でスタイリストのアシスタントやら販売員やらの職を得た者たちは、「修行」という名のもとにさんざんこき使われ、搾り取られ、簡単に捨てられます。そして、服飾専門学校は、毎年そのような使い捨ての人材をベルトコンベア的に提供します。業界の成功者と言われるような連中は、中国などのスウェットショップで、時給100円も払わずに労働者を酷使し、その生産物にとんでもない高値をつけて、日本のフリーターのショボい給料をごっそり掠めとっている、というわけです。
こういうとんでもなくふざけたシステムに、「反対!」と言ったり、言う機会を作ることは、もちろん必要なことですが、自分たちが「賛成!」と言えるようなものを、日常的に作り出していくことが、今とっても必要なんではないかと思います。
ということで、ファッションに関心のある者たちの創造性を生かしながら、上を目指すのではなく、ヨコに繋がる回路を生み出した「SERPICA NARO」が日本にも登場したら面白いと思い、今年のメーデーには、「SERPICA NARO」の小旗を持って参加したいと思います。
SERPICA NARO is everywhere!
NO ブランド! YES ハンドメイド!
「SERPICA NARO」のアウトライン・データ、いつも作業の素早いイルコモンズ氏と協働して、以下でダウンロード出来るようにしました。使いまくって下さい。
http://a.sanpal.co.jp/irregular/images/Serpica_naro_CMYK.ai
セルピカ映像集:
セルピカ・ナロ&サン・プレカリオのプロモ・ヴィデオ:
http://www.serpicanaro.com/node/225
ミラノコレクションでのセルピカ・アクション:
http://www.serpicanaro.com/node/226
http://www.serpicanaro.com/node/227
セルピカ vs. エンリコ・コヴェリ(イタリアの高級ブランド):
http://www.serpicanaro.com/node/228
セルピカ・フラッシュ・モブ(おすすめ):
http://www.serpicanaro.com/node/229
セルピカ工房:
http://www.serpicanaro.com/node/230
ヴィヴィアン・ウェストウッドに「うんこクッキー」をあげに行く:
http://www.serpicanaro.com/node/231
「Vox Feminae (おんなたちの声)」(inクロアチア・ザグレブ) フェスティバルでのセルピカ:
http://www.serpicanaro.com/node/232
追記: 日本国内でもすでに、ソーイング・サークル「NU☆MAN」がありますし、「RLL」の作るTシャツはそこらの気取った服屋で売ってるTシャツよりラディカルでかっこいいし、「Lilmag Store」では海外のDIYファッション雑誌や国内外の手作りクラフト商品が手に入ります(ただいま「Lilmag 2008年 春のクラフトまつり」開催中)し、「素人の乱十号店 シランプリ」では、古着だけでなく手作りの服も扱ってます。そして、IRREGULAR RHYTHM ASYLUMは、そのようなDIY生産者とそのネットワークをフルサポートしてますんでどうぞよろしく。
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