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イレギュラー・リズム・アサイラム
160-0022 東京都新宿区新宿1-30-12-302
tel:03-3352-6916 | email: info@ira.tokyo
新しいホームページ: http://ira.tokyo
営業時間 13:00〜20:00(月・水定休)

IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
1-30-12-302 Shinjuku, Shinjuku-ku Tokyo 160-0022
tel:03-3352-6916 | email: info@ira.tokyo
website: http://ira.tokyo
Opening Hours 13:00〜20:00 (Closed on Mondays and Wednesdays)
▼ワンダーウォール・キャンペーンの回顧と展望(仮称)【前編】
(「イルコモンズのふた」からの転載)


【ワンダーウォール・キャンペーン】
(THE WONDERWALL CAMPAIGN)
2007年12月27日-2008年2月6日
(第一次グラフィティファーダの記録)

▼「パレスチナにはいたるところに隔離壁があります。この壁はイスラエル政府によってつくられました。この壁によってパ レスチナの人々は自由に動くことができません。そして24時間体制で管理されています。今、この壁に世界中のアーティストやアナキストがグラフティやステ ンシル、ポスターなどを描いています。この動きによって、今、パレスチナ・ベツレヘムの隔離壁がひそかな観光スポットになっています。」(志賀直輝、以下 「志」)


▼ 「この写真は、世界の反対をおしきって、イスラエル軍事政府が「国連決議181の分割線」の上に建てた「隔離壁」、つまり、パレスチナ人に対する「アパル トヘイトの壁」なのだが、いま、その壁は、バンクシーをはじめとする世界の有名・無名・変名・匿名のアーティストやデザイナーたちによる「反アパルトヘイ ト」のグラフィティやポスターなどで、どんどん埋めつくされつつあるらしい。数年前、ミシェル・クレイフィとエイアル・シヴァンが、「国連決議181の分 割線」に沿って車で旅をしながら撮った、ポリティカル・ロードムービー「ルート181」にちなんで云えば、さしづめ「ルート181ギャラリー」とでも呼べそうな光景である。」(イルコモンズ、以下「イ」)


▼「この写真は、いま、ベツレヘムを旅している
元・T.C.D.C.のメンバーの友だちが現地で撮影
したもので、メールにはこう書いてあった。」(イ)

▼「このあたりは、パレスチナのこどもたちも
たくさん住んでいます。それに世界各地からの
観光客がグラフティを見にきています。壁に
かかれたグラフティの観光化はパレスチナ人に
対するイスラエル政府の隔離政策も世に伝える
一歩だと思います。それに、薄暗い壁を楽しく
書き換えるのはすごくおもしろいと思います。」(志)



▼「"薄暗い壁を楽しく書き換えるグラフィティ"。それをこの壁でまず最初にやってみせたのがバンクシーだった。このビデオに 見られるようにバンクシーは、他者への恐れと不信、そして憎悪と排除の念がつくりあげてしまったこの巨大なアパルトヘイトの壁を、「風船を手にした子ども が飛びこえてゆこうとするグラフィティ」を描いてみせた。「この高い壁をのりこえて向こう側に行くための梯子のグラフィティ」を描いてみせた。「この部厚 い壁に巨大な穴をあけるための切り取り線のグラフィティ」を描いてみせた。」(イ)

▼[YouTube] Banksy
http://www.youtube.com/watch?v=XXSg8BApBwA


▼ 「こうしたものこそ本当のファンタジーであり、ヒューモアだと思う。それは、いま・そこにあるシリアスな現実や同時代の社会問題と、その現場で正面から向 かい合うときにはじめて生まれてくるもので、解決困難と思える問題を浮かびあがらせつつ、しかし、それにからめとられることなく、それをふりほどいてゆく 思考と想像力の産物である。そうした思考や想像力に、かたちを与え、目に見えるものにするのが、アートの役目であり、デザインの仕事ではなかっただろう か。」(イ)


▼「隔離壁の観光化が進むことによって、世界中にイスラエル政府のパレスチナに対する隔離政策が少しでも伝わると思います。そして、なにより、薄暗い壁を 楽しい絵でいっぱいにしてしまうのは、なんともおもしろいことだと思います。そこでわたしたちも、この流れに乗ろうと考えています。絵やポスター、ステン シルなどを今月1月23日までにイレギュラー・リズム・アサイラムに届けてください!時間があまりないですが、どうぞよろしくおねがいします。」(志)


▼イレギュラー・リズム・アサイラム IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
160-0022東京都新宿区新宿1-30-12-302
Tel/Fax: 03-3352-6916 irregular@sanpal.co.jp
http://a.sanpal.co.jp/irregular 

▼隔離壁に描かれたBanksy のグラフィティ

▼「現在、劇的な軍事攻撃とは違って世界の注目を集めないままに、イスラエルは、別の形でパレスチナを追い詰めている。イスラエル政府が一方的に進める 「隔離壁」の建設が加速しているのである。いかにこの隔離壁がパレスチナ人を苦しめるものなのか、遠くから眺めている僕らは現実と同程度には絶対に想像で きない。やはり、黙っていたほうがいいのか。でも、ひとつだけ言えることがある。自信はないが、なんか想像できる。今、隔離壁は世界一、ヒップなキャンパ スなのではないか、と。BANKSYをはじめ、世界中のグラフティ・アーチストがベツレヘムのパレスチナ人隔離壁にグラフティを描いたり、ポスターを貼り まくっている。それを目当てに観光客がだんだんと集まってきているらしい。これはいいチャンスではないか!隔離壁を世界が注目する観光地にでっちあげる企 みに微力ながらも連帯して、国際的な世論ってやつにこの問題をジャッジしてもらうように仕向けよう。そうしたら僕が悩む必要もなくなるし。なんかとても不 謹慎な気もするが、薄暗い壁がカッコイイ絵や素敵なメッセージで埋め尽くされるなんて想像するだけで楽しいことではないか!パレスチナにいるマイミク KITOU SEISHI氏から素晴らしい呼びかけがありました。あなたがパレスチナの隔離壁に貼りたいポスターやステッカー、仕掛けたいステンシルをKITOU SEISHI氏が代行します。1月20日ごろに現地に現物を送ります。時間があんまりありません。興味ある方はメッセージください!」(ハーポ部長、以下 「ハ」」)

▼「という呼びかけではじまった「ワンダーウォール・キャンペ-ン」。 今回、日本でのエージェント役をかってでてくれたRLLのハーポ部長によれば、賛同者は全部で26人。それぞれ思い思いのポスターや絵やステンシルを持ち 寄り、ボンドや洗濯糊まで入れると全部で11kgになったそうだ。しかも今回は「集まったものは全部送る」という「完全無審査制」を採ったという。アンデ パンダント展方式だ。集まったものをみると、どれが誰のなにやら、さっぱりわからないが、そこがいい。かつてドゥルーズはこう書いた。


「芸術とは、まずなによりポスターである。芸術家は、スキノピーティスであるが、違うのは、芸術家なら、自分のポスターを破り捨てるということだ。作家は 「知られること」、認められることを望むべきではない。顔をうしない、壁を越え、あるいは、壁をうがち、とても辛抱づよく、壁をすりへらすこと。それ以外 に書くことの目的はない」
(ジル・ドゥルーズ)


▼「いつの日か、このポスターが「隔離壁」とともに、こっぱみじんになり、この世から消え去ることを願いたい。」(イ)


▼「パレスチナより憎愛と
アナーキーと連帯をこめて」(IRA)
http://irregularrhythmasylum.com



▼「RLLのハーポ部長経由でわくわくする企画が
舞い込んできました!」(気流舎)
http://www.kiryuusha.com


▼ 「ご報告が遅くなりましたが2008年1月24日(木)夕刻、予定より1日遅れで、東高円寺郵便局からパレスチナ、正確にはイスラエルへアートの塊を贈り ました。何事もなければ今日か明日には現地に着いているはずです。かなりの金を積みましたので、早く正確に届けてくれるはずです。」(ハ)



▼「実は、イスラエルに送った荷物が郵便局に届いていないというトラブルに見舞われていたんですが、本日、現地のKITOU SEISHI氏から無事、受け取ったという連絡がありました!イスラエルの郵便局員の態度が最悪ということですが、まあ、戦時下みたいなもんだからみんな ピリピリしているのでしょうか。とりあえずハーポ・プロダクションの業務が完了したので一安心。後はKITOU SEISHIさんのご活躍を見守るだけです。」(ハ)

▼ 「パレスチナの隔離壁を観光化しようという試みではじまった、ワンダーウォールキャンペーン。ハーポー部長が見事に日本で呼びかけてくれた結果、なんと 26名の方が参加してくれました。そしてポスターなど作品重量がなんと11キロ!!(のりとぼんど含み)。この荷物がなんと今日受け取ることができまし た!!いやーよかった。そしてどれもアナーキーで好き勝手でほんと素敵なものばかり。おととい郵便局に荷物を取りにいったときは、なんだかきつく拒否され ました。けど今日、コード番号をもって再度いったところ無事にもらえました。もちろん、中身はすべてチェックされていました。空けられて再度閉じられた荷 物を空けてみると荷物の中に入ってたボンドが、飛行機の気圧のせいか、もれてまして。それをイスラエルの検閲してくれた方は、きれいに郵便局のビニールで くるんでくれてました。結果作品への被害は最小限に抑えられました。なんとも検閲してくれたイスラエルの役人さん、ありがたやーー。ということで、あとは 実行のみ。実行は超極秘で行うため、日程は記さない。今は、独自ルートをたぐって、構成員を徴収中。なんてオーバーですが、うまいことやれるといいです。 また、作業が終わったら、一本のショートフィルムにする予定です。こうご期待あれ!」(志)

▼「そして、2月5日、わたしたちは、26人+α=∞の思いをしっかりとパレスチナの隔離壁に貼ってきました!!! みなさま報告いたします!」

▼「2月4日、作業前日にわたしたちは、エルサレムにあるイスラエル人の若者がボランティアで経営しているインフォショップ兼ライブハウス兼カフェにいっ てきました。ここには、イスラエルの若者たちがたくさん集まります。パレスチナの隔離壁に反対する若者、徴兵拒否する若者、各地でさまざまな活動している 若者たちがいます。」


▼DAILA http://www.daila.net/

▼「そして、わたしたちは、彼らにワンダーウォールキャンペーンについて告知を兼ねて、一緒に参加しないかと誘ってみました。さらに、気流舎から送られて きた「PALESTINE ISRAEL MIX IT UP」と妊婦の絵がプリントされたTシャツ撮影のために、誰かイスラエル人でモデルになってくれないか頼みました(この時、現地に16年住む日本人アナキ ストがうまーく交渉してくれました!!もちろんこの方も今回の活動のメンバー!)。そして、彼らは、メーリングリストで今回の企画を各地のイスラエル人に 流してくれました。」

▼「そして、すぐにレスポンスがかえって来ました。一緒に手伝いたい、テレビ局が取材したい。前日の夜中だったせいもあって、取材や手伝いはきませんでした。しかし、Tシャツ撮影のモデルは着てくれることになりました。」


▼ 「2月4日、晴れ。ベツレヘムの隔離壁下見にゆく。どこにイスラエル兵が塔から監視しているかをCHECK。さらにどこに貼れば目立つかなども CHECK。地図作成。簡単なポスター貼り開始。そして前述したようにDAILAにゆく。本番に備えてウォッカで乾杯。記憶喪失。」


▼ 「2月5日、快晴。二日酔い。本番作業開始。ポスター・ステンシル貼りのメンバーは5人。内、一人はプロ写真カメラマン。もうひとりは今回の企画フィルム 担当。3人で作業。パレスチナサイドでのポスターやグラフティはそこまで警戒しなくていいようだったので、警備をつけず。」


▼「作業するとたくさんのパレスチナの人たちがよってくる。また、こどもたちもよろこんでいる。だからスプレーを渡して一緒に作業。鳥さんのステンシルに黒スプレーを塗りつけると、黒カラスの完成。するとみんなにっこり。わたしはほっこり。」


▼「そして、作業をたんたんと続ける。そこへ、昨日連絡をとったイスラエルの若者が到着。イスラエル人がパレスチナへ来ることは一応法的に禁止されている。それでも彼はわたしたちの企画に参加するためにやってきてくれた。」


▼ 「そして、わたしたちは、「PALESTINE ISRAEL MIX IT UP」の妊婦Tシャツを着てくれるパレスチナ人を探した。当初、もう男でもいいから、とにかくTシャツを着てもらってイスラエル人とパレスチナ人のいっ しょの写真でいいんじゃないかと検討した。それに男同士で妊婦のシャツはフリー・ゲイ的にもいいんじゃないかなんて話あった。そんな時、運よく横をパレス チナ人女子大生が歩いていた。すかさず、そこにメンバーのひとりが彼女にTシャツのモデルになってくれとアラビア語で交渉。そして、あっさりと交渉成立! なんと隔離壁の前でイスラエル人若者とパレスチナ人女子学生の2ショットが撮れた!!アイドルファン撮影会のようにみんなで数分間撮影をした。」


▼ 「その後、彼らは隔離壁について語ってくれた。イスラエルの若者は「この壁はなくならなくてはいけない」と語った。そして、パレスチナの女子学生は「この 壁のことはあまり考えないようにしている。友達の家族がイスラエル軍に殺された」と語ってくれた。そういえば、ヘブロンのイスラエル入植者のこどもが同じ ように「友達の家族がアラブ人に殺された」と語っていたのを思い出した。そして、ふたりは握手をしてお互いのメールアドレスを交換していた。いつの日かこ の妊婦Tシャツのように、イスラエル人とパレスチナ人の間に子どもが誕生する日が来るかもしれない。これは壁と殺しの連鎖を打ち破るひとつの策かもしれな い。」


▼「またわたしたちは作業にもどった。作業場所を変えているうちに兵隊のいる塔の近くへ出てしまった。そして塔の兵隊と目があってしまった。とりあえず、避難した。しかし、まぁ大丈夫だろうと判断して作業を継続した。」


▼「夕方5時、ついにわたしたちはすべてのポスターを貼りきる事ができた。充実感と疲労感がどっと出た。そしてわたしたちは固い握手をして宿に帰った。その晩は、本当にうまいウォッカが飲めた。最高の味だった。」(志)


▼「今回、この企画に参加してくれた皆さん、
IRARLL素人の乱気流舎イルコモンズ
喫茶 はなれ、izabella、もりのかいぎ、ユミソン、
ケンタ、そのほか26名と、その仲間のみなさん、
本当にいい企画になりました。ありがとうございます!
そしてスポンサーでもあるハーポープロダクション、
わたし、今、絶頂中です!!」

▼「わたしたちは、また、パレスチナへ帰り、
壁がなくなるその日まで、絵をはり続けたいと思います。
そのときは皆さん、またがんがん送ってください!!」



▼「それではみなさーん、最後に!」

「いーち にーい さーん」

「WE ARE EVERYWHERE!!」
▼「追伸 現在、ビデオクリップ製作中。また、写真家の撮った写真も即日公開いたします!しばしお待ちを!送ってくれた方のすべてみれるようにがんばります!」(志)

【後編へつづく】
http://illcomm.exblog.jp/7218423/
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