志賀直輝
わたしは11月の中旬から現在に至るまでパレスチナにいます
また、パレスチナにはいたるところに隔離壁があります
この動きによって、今、パレスチナ・ベツレヘムの隔離壁がひそかな
そこでわたしたちも、この流れに乗ろうと考えています
以下は、わたしがかきためた日記です。
●パレスチナ解放デモ 11月17日
今、パレスチナにいます。パレスチナには元々たくさんのパレスチナ
わたしはパレスチナのビリーンという農村の村へいってきました
そこで、ここの農民や地元民はイスラエル軍の行為を国際法に違反し
しかし、勝訴したにもかかわらず、今でもイスラエル軍は出てゆきま
そして、この村では毎週金曜日、イスラエル軍に出ていけというデモ
わたしはこのデモに参加してきました。デモは、パレスチナ人
平和的に非暴力で行進しているデモ隊に対して、イスラエル軍はすぐ
これに対して、パレスチナ人は石をくるくるまわして投げて抵抗
なぜなら、彼らにはオリーブが命だからです。オリーブは生活源であ
パレスチナには、あちらこちらに壁があります。イスラエルはパレス
わたしはたった数日だけでも嫌気がさしてしかたなかった
この正反対の状態に本当に鈍器で撃たれたような感覚を覚えました。
居心地の悪い壁やゲートがあるからこそ、居心地のよい村
わたしは、ここにいれる限り、できる限りのことをしたいと思います
● パレスチナチェックポイント反対デモ 11月20日
今日は、パレスチナに無数におかれたチェックポイント(検問
このチェックポイントの問題点は、無数におかれた検問を一日に何度
時間帯によっては、1時間から2時間、検問所で待たされる
またラッシュアワー時は、夕飯をつくらなくてはいけない女性たちが
こうして、365日24時間体制でパレスチナ人はイスラエル軍に管
そのチェックポイントに反対するデモは、若いパレスチナの学生
パレスチナははっきりいって、刑務所の中と同じだ。塀に囲まれ
帰りのチェックポイントで、イスラエル兵に質問してみた
すると彼は、苦笑いして、家族のために働くよといっていた
いつになれば、家族のために思う奴が他の家族のためを思う奴を思い
明日から、人間の盾になるためのトレーニングを受けに行く
●パレスチナの投石はイスラエル兵の頭上を越えてゆく 11月25日
昨日、イスラエル兵の侵略に抵抗しつづけるビリン村の農民の闘いに
このあたりが、リアルに生活がかかっている農民と、一時の
そんな感情の中、催涙弾やゴム弾(鉄を硬いゴムでコーティングした
でも、わたしはゴム弾や催涙弾がかすめる中、恋する彼女をのことば
一体、わたしの頭はどうなってるのだろうか?これでいいのか??
パレスチナの若者たちはなんども、なんども、撃たれながらも当たり
わたしにはこの石が、イスラエル兵の頭上を越え、ヨーロッパを越え
わたしの場合は、さらに渋谷を経て、アジアを越え
恋も重要。闘争も必要。日常も重要。祭りも必要。二日酔いもたまら
わたしには、わたしの生活があり、パレスチナの農民には農民の生活
ということで、思い切り恋をして、思い切り闘争したいと思う。
これから、また恋する彼女に会いに行こうと思う。
●緑のおばさんならぬ黒いおっさん 11月28日
私は今、パレスチナのヘブロンにいます。時折街からは銃声が飛び交
ひとつは、この街のいたるところに、イスラエル軍の検問所があるか
また、丘から街を見渡すと、民家の屋上に兵隊が監視しています
今、わたしは、こどもたちが安全に学校へ通えるよう検問所の横で
ひとりの兵隊さんは、軍が終わったら、日本やオーストラリアにゆき
しかし、そんな彼らは命令のせいか、それとも人間の性質ゆえかアイ
それでも、中には、子どもと笑顔で握手をする兵隊さんもいる
昨日は、検問所でナイフをもったパレスチナの若者が逮捕されました
なんとも支離滅裂です。
それから、このあたりの道路には、黄色い線が引いてあります
もともと、長いこと住んでいたパレスチナの地元の人が
モスリムの人たち(パレスチナの人々)が怒るのも当然だと思いまし
かといって、私自身にとっては、イスラエル人は敵ではありません
イスラエル人の中にはパレスチナに対する占領の仕方に疑問を感じ
かつて、ドイツのナチスに大量殺戮を受けたユダヤ人
わたしにはわからない。
毎日、わたしは、こどもたちの安全に通学できるように見守る
PS 毎日、パレスチナの子たちと空手や柔道や相撲をしている
●買うことと回収されることの意味 11月29日
毎日、パレスチナのこどもたちに向けられたイスラエル兵の銃口の出
といっても、今は納税してないから、できることといったら
パレスチナ人によるイスラエル製品ボイコット運動は盛んだ
物を買うということの、もうひとつの意味。回収される肉税の行く先
わたしは忘れていた、世界中、一度だって戦争は終わっていなかった
●イスラエル兵に拘束されて瞑想しよう 特典拘束映像付き 12月14日
http://www.youtube.com/watch?v
ヘブロンの街にはいたるところに、検問所がある。私も毎日
この間、わたしたちは農家の手伝いに行く用事があった
わたしは時間に追われ急いでいた。だから、カバンの中をしっかりチ
兵隊「なんだ!これは!ナイフじゃないか!!!(英語)」
わたし「ああああ、やべええ、かばんから出すの忘れてた!
わたしは、旅でいつも愛用しているジュットクナイフ
わたしはすぐに、拘束された。手錠はされなかったものの
何度となくわたしは兵隊に対して、そんな小さなナイフじゃ人は殺せ
しかし、拘束されたら逃げるわけにもいかない。ひそかな不安に襲わ
わたしは、少し冷静を取り戻しあることに気がついた。そうだ
わたしは兵隊の見張る中、座禅を組んだ。
座禅するわたしの横を、パレスチナの人々は興味津々な顔でこちらを
兵隊も、ヨガに興味を持ち出した。そして一時間ぐらいたった頃に
それ以降、一言も口を利くなのと命じられ仕方なく
いろいろ考えてみた。
なぜ、わたしはここにいるのだろうか???
なぜか、、、わたしは、パレスチナで決起ではなく勃起がしたいのか
危険や死の匂い、権力、欲望の中から生の匂いを嗅ぎだしたいのかも
わたしはこの快楽を素直に受け入れようと思う。
パレスチナやさまざまな土地で活動する団体の多くは
わたしは人のためによいことをしているんだ。パレスチナの人たちの
親鸞はいった、良いことをしてると思ってるときは
だから、わたしはあくまでも、わたしの行為は示威好意ではなく
それに人権第一の国が一概にいいとはいえない。福祉国家ほど
そうこう瞑想していたら、イスラエル人活動家が来て
●パレスチナの隔離壁観光地化計画 12月30日
パレスチナの隔離壁観光地化計画に対するレスポンスをかえしてくれ
http://illcomm.exblog.jp
それから、この間のベツレヘムの近くの村で起きたクリスマスデモの
デモは非暴力行動で行われた。しかし、いつものように兵隊は暴力に
わたしは、イスラエル兵が非暴力でデモしていたパレスチナ人を逮捕
おととい、わたしのいるヘブロンで、ユダヤ人入植者が2人殺された