志賀直輝
私がかつてパレスチナでISM (国際連帯運動)に参加していた時、本当に世話になった美恵子さんという友人がいます。その美恵子さんが最近「反核の闘士ヴァヌヌと私のイスラエル体験記」という本を出しました。
美恵子さんは、イスラエルでバイト生活をしながら娘を育て、パレスチナやイスラエルで平和活動をしています。
私が、イスラエル入国拒否を受けた時、美恵子さんは、自分の残金が百ドルしかないのに、私を再入国できるようにとヨルダンまで渡って助けてくれました。美恵子さんは、いつも自分を犠牲にしてまで人を助けようとする。本当に激しくて優しい人です。
この本のメインであるヴァヌヌは、イスラエルの核兵器開発の実態を内部告発して、国家反逆罪で18年間獄に囚われていました。そんなヴァヌヌと美恵子さんの出会いがあり、この本ができました。
私は、ヴァヌヌと美恵子さんと3人で飲んだことがありますが、飲みすぎて何を話したか全く覚えていません。もったいないけど、熱い想いだけは今も残っています。
是非皆さんに、読んでもらいたい一冊です!
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■反核の闘士ヴァヌヌと私のイスラエル体験記■
著者 ガリコ美恵子
定価 1,800+税
内容
25年前、夫の故郷イスラエルに移住した日本人女性の奮闘記。著者の体験をいっそう深化させたのは、ある反核の闘士との出会いだった! 彼の名はモルデハイ・ヴァヌヌ。イスラエルの核兵器開発の実態を内部告発したため国家反逆罪で18年間獄にとらわれ、釈放後10余年が過ぎた今もマスコミとの接触やメールを禁じられている。著者の半生については2016年8月15日、テレビ東京“世界ナゼそこに?日本人”でも紹介。
著者紹介
ガリコ美恵子
1965年大阪生まれ。90年モロッコ系イスラエル人と結婚。91年娘ミリ出産後、夫の故郷エルサレムに移住。2カ月後、夫と別離し、レストランのウェイトレスなど様々な職に就く。イスラエル人平和活動に参加し、モルデハイ・ヴァヌヌと2006年に出会い交流を持つ。
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美恵子さんから皆さんへ
昨日ヴァヌヌの裁判で有罪判決がでました。
イスラエル政府関係者は戦争産業で儲けていますが、分離壁の建設や入植地の建設など占領維持費、戦争費用で税金が高くなる一報で、
一般市民はギリギリに働いてようやくくっていけるかいけないか、の生活をしています、
私も同じように毎日靴屋でダブルシフトをしてなんとか家賃を払っていってるという状況です。
そのため昨日の裁判傍聴にはいけませんでしたが、傍聴にでかけた友人からのメールで有罪判決のことを知りました。
なぜ告訴されていたのかは、本を読んでいただけるとわかります。
どうぞヴァヌヌのことを知ってください。
美恵子
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