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Occupy Osaka、無事に終了しました。参加いただいた方々、応援いただいた方々、ありがとうございました。10月15日、昼の13時過ぎから雨が激しくなる20時くらいまで難波高島屋前の広場の木の下を占拠して鍋をつつきました。顔見知りだけでなく、Twitterを見て来てくれた人、たまたま通りかかった人もどんどん加わって、19時頃には鍋を囲む輪は40名~50名程に広がっていたかと思います。
13時に第1陣が到着したとき、こちらが3人なのに対して、6名以上の公安の方々に待機していただくVIP待遇。急いで始める気は全くなかったので、30分 程まったりとした時間を過ごした後、鍋を広げようとしたところ、公安の皆様がこちらにやってきました。「なんだ、これは。鍋か。火は使うなよ」とおっしゃ るので(法律のどこに火を使ったらダメと書いてあるのか教えていただけませんでしたが)、ああ、じゃあ少なくとも火を使わなかったらええんやな、というこ とで、急いで発電機とホットプレートを取りに走りました。もちろん発電機の電力なんて知れているので、鍋ができるまでかなりの時間がかかったけれど、その 頃には人も適度に増えていて、最初の鍋が完成した瞬間を共有するのは素晴らしい体験でした。それでも、夕方頃には制服の方々がやってきて、座り込んで鍋を する行為は道路交通法違反だと言ってきたけど、道路交通法上は、「交通の妨害となる(道交法76条)」ことが条件についているから、交通の妨害にならなけ れば問題ないのは明らかなんですよね。参加していただいた方はよくご存知だと思うけど、全く交通の妨害になってないし。それでも撤去だ撤去だと五月蝿く 迫ってきたけど、結局、最後まで広場で鍋をしたらいけない根拠は教えていただけませんでした。法は守っていこうや、な、お互い。それでも、警察の中に話が できる方もいて、鍋を勧めてみたけど断られました。でも、いつか一緒に鍋を囲める世の中になるといいですね。
さて、そもそも、この活動はウォール街占拠に呼応した全世界同時アクションの一つとして行われたものです。鍋というスタイルには賛否両論あったわけだけれども、見知らぬ人同士が鍋を囲むという行為は、このアクションの趣旨にぴったりだったと思っています。格差問題は99% の人が共有していて、多くの人は個人個人のレベルで社会に対して漠然とした不満・不安を抱えているはず。でも、この国の普段の路上では目を合わせることも なく通りすぎるだけ。語り合う機会が圧倒的に不足しています。広場はそもそも人と人とがコミュニケーションを取る場所。いつもなら素通りするだけの広場に 鍋があることで、知らない者同士が足を止めて、社会について(もちろん、この行動に対する批判も含め)語り合えたこと、これが何よりこの行動の意義だと思 います。鍋だけで世界が変わるとは思っていなけれど、鍋が世界を変えるきっかけになる可能性はあるはず。ここで出会えたことを大切にして、また大きな「何 か」に繋げて行きましょう。
結局この日は世界中で1500以上の都市で声が上がったそうです。Skypeでお話ししたCaliforniaのMercedを始め、この日に声をあげた皆様、お疲れさまでした!そして、現在進行形で活動を行なっている方々も心から応援しています。お体に気をつけて。
さあ、また近いうちに路上でお会いしましょう。We’re the 99%!!!
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