イレギュラー・リズム・アサイラム
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tel:03-3352-6916 | email: info@ira.tokyo
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IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
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↑バルセロナから来てたパブロが、もう読み終わったからってことで置いて行ってくれた一冊。「Up Against the Wall Motherfuckers (UAW/MF)」の活動をまとめた、まだ出版されたばかりのスペイン語の本です。
「Up Against the Wall Motherfuckers (UAW/MF)」とは?(ざっと箇条書き):
・「UAW/MF」は、 ダダの影響を受けた画家のベン・モレアと、詩人ダン・ゲオルガカスによって1966年に結成された「Black Mask」から発展したアート・グループ。
・1968年5月に、グループ名を「Black Mask」から「Up Against the Wall Motherfuckers」とした。かれらの機関誌「Black Mask」の名はそのまま。
・「Up Against the Wall Motherfuckers」という名は、アミリ・バラカの詩からとられた。
・「アフィニティー・グループ」という用語は、かれらがはじめて使用した。
・「芸術とは、日常生活の中で欠くことのできないものなのであり、美術館の中に陳列されるだけのものではない。日々の生活や関心に結びついてこそ芸術は意味を持つのだ」という観点から、当時のベトナム反戦運動や学生運動に関わった。
・唯一の「非学生」による「SDS (Students for Democratic Society」の支部を結成。
・「UAW/MF」は、たまり場、無料の食事、すべてが無料の店の提供者として、また医者や弁護士と活動家をつなぐパイプ役として、当時のニューヨークのカウンターカルチャーに貢献した。
・1966年、UAW/MFは、10月10日午後0:30に「MOMAを閉鎖する」と予告。過剰に反応した警官隊がMOMAを取り囲む中、0:30になると手ぶらの男がMOMAの入り口までやって来る。男はMOMAの入り口に、一枚のステッカーを貼りつけた。そのステッカーには、「閉館中」の文字。
・「ウォール街は戦争街だ(WALL ST. is WAR ST.)」と書いたプラカードとドクロの彫像を持ちながらウォール街を行進。
・噂に反して、UAW/MFはシチュアシオニスト・インターナショナル(SI)の支部ではなかった。
・1968年、ベン・モレアの友人でUAW/MFとも関わりの多かったヴァレリー・ソラナスがアンディー・ウォーホルを拳銃で撃つ。ヴァレリー・ソラナスを支持する声明を発表。
・1969年、フェンスを破り、数千人を無料で「ウッドストック」に入場させる。
・1969年、「フィルモア・イースト」で、無料コンサートを週一で実行。MC5なども出演。市や警察などの介入もあって、この「フリー・ナイト」は短命に終わる。
・「かれらは、ミドル・クラスの悪夢であり、反メディアのメディア現象である——単純にかれらの名前は新聞に印刷できない」(アビー・ホフマン)
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雑誌「VOL 03」でも、この「UAW/MF」について、「ブラックマスク」として簡単な記事が載ってます。こういうの(アート&アナキズム)に興味があれば、「UAW/MF」以外にも興味深い記事がいっぱいなので、「VOL 03」オススメですよ。
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