イレギュラー・リズム・アサイラム
160-0022 東京都新宿区新宿1-30-12-302
tel:03-3352-6916 | email: info@ira.tokyo
新しいホームページ: http://ira.tokyo
営業時間 13:00〜20:00(月・水定休)

IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
1-30-12-302 Shinjuku, Shinjuku-ku Tokyo 160-0022
tel:03-3352-6916 | email: info@ira.tokyo
website: http://ira.tokyo
Opening Hours 13:00〜20:00 (Closed on Mondays and Wednesdays)
yamaga_exhi_flyer

山鹿泰治は1892年(明治25年)、京都で最初の印刷所点林堂の12子として生まれました。
1907年に上京、植字工として働く傍らエスペラントを学び、大杉栄との出会いからアナキズム運動へと飛び込んでいきます。エスペラントによって海外のア ナキストと通信を重ねた山鹿は上海へと渡り、アナキスト・師復とともに秘密出版を行うなど交流を深めていきました。大杉のアナキスト・インター出席の際は 北京にて渡欧旅券調達に尽力、大杉らの虐殺がおこるとエスペラント通信でその詳細を世界各国へと送りました。その後は台湾・高雄、フィリピン・マニラへと 移り住み、海外との通信を継続しながら、私家版『世界語老子』(100冊)を印刷・発行。戦後は戦争抵抗者インター(WRI)などに尽力、68歳にしてイ ンド・WRI世界大会に参加し、その晩年まで国境を越えた交流に努めました。
今回の展示では、故・向井孝が整理し、現在はアナキズム文献センターが所蔵する山鹿文庫から、山鹿直筆の辞書や関連資料・写真を公開するほか、生来 の科学心・冒険心のもちぬしであった山鹿の絵や漫画、旅のスケッチ、DIY精神溢れる『科斈(かがく)ノート』などをご紹介します。

神によらず,国家によらず,われ等のことはわれ等自身で決すべし
Nek dio, nek ŝtato, niajn aferojn aranĝu ni mem!

戦前・戦中・戦後と国境を越えた連帯を続け、エスペラント・アナキズムそしてDIYを実践した山鹿泰治という人の軌跡/一庶民の生きざまを、本展において少しでも垣間みて頂ければさいわいです。


会期:5月24日(土)〜6月1日(日)※月・水のぞく
時間:13時〜20時

入場料:無料

会場:IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
   新宿区新宿1-30-12-302|03-3352-6916|irregular@anpal.co.jp

主催:アナキズム文献センター
協力:細谷修平


※5月24日18:00〜 オープニング・パーティー
パフォーマンス:黒田オサム
カンパ制の食事あり

黒田オサム
1931年 群馬生。
1938 子供心に画家になることを決心、紙芝居屋のヨッちゃんに師事
1945 戦后自由な発想によるアバンギャルドな美術、オドリに熱中
1953 カメちゃん等と乞食(ホイト)芸をおこない山谷を中心に底辺をさまよう1988 舞踏家ドンちゃんに見出される
近年、海外のイベントに参加多数。

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ラナウで版画ワークショップ

文・Risa

ラナウ到着

ラナウのバスターミナルにパンクロック・スゥラップのRizoが迎えに来た。近くの店舗ビルにあるプリントショップにまず案内される。小さな自営のお店はインフォショップのように壁の情報量がすごい。マレーシアのパンクバンドや労働運動のシルクスクリーン・プリント、ガイ・フォークスの仮面、ガンジーのステンシル、そしてボルネオの先住民族のモノクロ写真まで、飾ってあるものの内容も幅広い。Rizoの弟が学校の休暇中で店を手伝っている。プリントショップは地域の人からそれなりに注文が入るという。お店から駐車場まで顔見知りらしい人たちと次々に挨拶を交わす二人の後ろを歩きながら、かれらの地元に来たという実感がわいてくる。

プリントショップ
店舗シャッター。週7日営業。

山のふもとの田園生活

Rizoと連れ合いのMemetの家はパンクロック・スゥラップのスタジオを兼ねていて、以前は幼稚園として使われていた広い一軒家。山のふもとの田園生活がここにある。庭先のバナナの木のあいだにキナバル山が見え、隣の空き地では牛がのんびり草を食べている。玄関先の箱の中ではにわとりがそっと座って卵を暖めている。数日前に半島部マレーシアのツアーから二人が家に戻ると、留守中に迷い込んだこの雌鶏が待っていた。世界一大きい花で有名なラフレシアがちょうど開花の時期で、近所の裏山まで見学に。雨上がりでぬかるんだ山道にサンダルの足もとは滑って泥だらけになるが、手すりのおかげでたどり着いた。

世界一大きい花ラフレシア。奥につぼみも見える。

パンクロック・スゥラップのお客さんたち

家ではサバ州を周遊しているスウェーデンからの旅人も一緒だった。穏やかなパンクスのカップルで、フェイスブックでラナウ拠点のパンクロック・スゥラップを見つけ訪ねてきた。パンクロック・スゥラップのところには、これまでもDIYパンクのつながりで東南アジアを旅するヨーロッパやラテンアメリカからのバックパッカーが遊びに来ている。

ちなみに日本からはVivisickが去年5月にサバ州ツアーでコタキナバル、ラナウ、サンダカン、クニンガウを周り、パンクロック・スゥラップの仲間たちもライブを楽しんでサポートもしたり一大イベントだったらしい。VivisickのTシャツを着たMemetと世界遺産のキナバル自然公園に行ったときは、通りがかりの若者から「わたしの好きなバンド」と声をかけられていてビッグネームぶりにびっくり。

そして去年の6月には、インドネシアのマージナル(Marjinal)のマイクとボブたちがこの家に来てワークショップを開いた。パンクロック・スゥラップのDIY精神と深くつながっているマージナルは、タリン・バビという自律的コミュニティとしても知られ、1997年からジャカルタに共同生活の場所を開いてきた。パンクロック・スゥラップは「マージナルと一日ワークショップ」という彫刻刀と手足をあしらった幕絵(バナー)を事前につくり、マージナルを迎えた。みんなで版画を彫り、土地のシンボルであるキナバル山に託した「共に学ぼう キナバルの子どもたち」という、かれららしい木版画もうまれた。タトゥーの腕も振い、食事を一緒に作って分け合い、歌を歌い、いろいろなことを語り合った。「どうやって生きるのかを学んだ」とRizoはマージナルのことをとてもリスペクトしている様子で、そのときのことを話してくれた。

ラナウでマージナルと(提供:Pangrok Sulap)

マージナルはパンクロックとインドネシアのローカルな音楽文化を融合させた独自の楽曲が魅力的だが、サバ州ツアーではボルネオのご当地ソングも持ち歌にしていた。サバの先住民族ドゥスンの歌謡曲”Aramaiti”のカバーや、キナバル山を歌った民謡”Tinggi Tinggi Kinabalu”を披露して、ますますみんなのハートを掴んでいた。


タリン・パディの影響

ラナウには自分の好きな本を人の本棚に見つけるうれしさもあった。Rizoの家にもジョグジャカルタのタリン・パディの作品集『暴政を粉砕する芸術』が置いてある。IRAの壁を飾っていたタリン・パディのカレンダーも、この家の壁にかかっている。

ラナウに来て、パンクロック・スゥラップのなかまと会って、思い出した歌がある。ある時タリン・パディの古いメンバーがそれぞれの旅の途中でジョグジャから離れたオーストラリアで再会して、久しぶりの尽きない話はそこにあったギターとジャンベが思い出の歌もよみがえらせて趣を深めていた。「ええと、タリン・パディの歌は・・・」とコードや拍子を思い出しながら歌い出した”Sama-sama” (共に)だ。

belarja sama-sama     一緒に学ぼう
bertanya sama-sama   一緒に問い求めよう
berkerja sama-sama    一緒に働こう

semua orang itu guru みんなが先生
alam raya sekolahku  大きな地球がわたしたちの学校
sejahteralah bangsaku われら民衆に平和を
(『暴政を粉砕する芸術』p.237)

RizoとMemetの家にはパンクロック・スゥラップの仲間たちが6、7人集まり、ジャンベとウクレレ、マラカスとタンバリンでゆるくセッションが始まり賑やかになる。日本では見たことがないサバ特産の果物タラップも出てきた。みんながラナウに住んでいるわけではないが、折々にRizoとMemetの家に集まり一緒の時間を過ごしてきた。


版画ワークショップ

夜ごはんの後、版画とシルクスクリーンのプリント・ワークショップが始まる。版画の道具はできるだけ余計なお金を使わず揃えるように工夫していて、版木は地元の製材所からベニヤ板を安く分けてもらい、インクは新聞印刷工場から余りをもらっている。タリン・パディの版画制作の様子でよく見られるように、パンクロック・スゥラップも刷りはバレンではなく足を使う。版木の足踏みはちょっとステップを踏むような躍動感があると思っていたが、それは体の重さや足の筋肉のしなやかさにもよるみたいだ。躍動感のあるなしはさておき、数ヶ月前にネットで見てすっかり気に入った木版画「ビーズは死なず」をラナウまで来て自分の足で刷っているのは、なかなかすごいことかもしれない。

足踏みしながら刷る

「違いを祝おう」 刷り上がりは洗濯ばさみで吊して乾かす。

シルクスクリーンTシャツプリント

片付けでシルクスクリーンを玄関ポーチで水洗いしていると、夜の闇に浮かぶ樹木のシルエットの彼方からカラオケらしき歌声が聞こえる。お祭りでもあるのかと聞いたら、「いつも向こうの家で歌っているよ。あ、これはお母さんの声じゃないかな」とちょっとおもしろい答えがRizoから返ってきた。家の中ではMemetが音頭をとってUNOが始まっていた。山の麓の夜は気持ちのよい涼しさでぐっすり寝ることができた。


マージナル来日中

今回紹介したマージナルはちょうど来日中で、各地でライブ、版画ワークショップ、そして中西あゆみ監督によるドキュメンタリー映画「マージナル」の劇場公開と企画が続いている。もっと知りたい、もっと知ってほしいマージナルの世界をぜひこの機会に!

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 ――今年の夏こそ、企業やブランドのセンスや思想を身に纏うのはやめて、自分自身や愉快な仲間たちの楽しみや思いの詰まったTシャツを着て町に出よう!

今回のワークショップでは、自作の絵やTシャツにしたい写真、革命的デザインなどを版木にトレースして、オリジナル木版画Tシャツを作ります。

木版画は簡単で安価に複製できる民衆のメディアとして、人々の暮らしやメッセージを社会に伝えてきました。
そのプリミティブで、彫り跡や手摺りの痕跡の残る力強い表現は、言葉以上に人々の感性に訴えかけ、解放への道を指し示すことが出来ます。
実は身近な木版画で作ったTシャツを着て町に出れば、日常の生活の中で自らのメッセージや楽しみ、DIY精神を広く社会に伝えることも可能です。
それはブランドファッションよりも、強いメッセージとなるでしょう。


日時:2014年6月8日(日) 15時から(3~4時間)

場所:IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
   新宿区新宿1-30-12-302|03-3352-6916irregular.sanpal.co.jp

参加費:無料(投げ銭制)
制作サポート:上岡誠二(artNOMAD)https://www.facebook.com/seiji.ueoka

必要なもの:
■Tシャツ2枚(今回は黒インクで刷ります。黒以外のTシャツをご用意ください。新品でなくともかまいません。プリントTシャツでも裏返せば刷ることが出来ます。)
※2枚刷って、1枚を交換し合いましょう。(交換用のTシャツサイズは大きめがいいかも)

■版木:Tシャツにプリントできる大きさのもの(シナベニア、朴、桂など、画材店で入手できます)
※版木についてよく分からない場合は、実費(300円前後)で用意することも出来ますので、その際はお問い合わせください。
問い合わせ:seiji.ueoka(at)gmail.com *(at)を@に変えてください。

■下絵:可能であれば、自作の絵、Tシャツにしたい写真、コピーライトフリーなデザインなど、好きな下絵をTシャツの大きさに合わせて用意してください。

※Irregular Rhythm Asylumにある書籍、DIYグッズからもインスピレーションを得ることが出来ますので、気楽にご参加ください。

■その他
・汚れてもいい服装かエプロン/割烹着
・軍手かビニール手袋(摺るときに手が汚れないよう)
・古新聞紙(一日分程度)
・ビニール袋(刷ったTシャツを持ち帰るため。※乾燥するまでに、最低1週間はかかります。)
黒インク以外で刷りたい方は油性版画用インクをご用意ください。

参考:サクラ版画絵具油性(安くて使いやすいです)
http://www.craypas.com/products/lineup/detail/52.php

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橋の下世界音楽祭 2014に、カフェ・ラバンデリアとバー・グリゼットと共同で出店します! そのため、17日(土)〜18日(日)はIRAを休業いたします。また、19日は月曜日なので定休日です。よろしくお願いします。

http://soulbeatasia.com/



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IAS LEXICON The Institute for Anarchist Studies と AK Press の共同制作語彙集シリーズの翻訳です。「アナキズム」「権力」「植民地主義」「ジェンダー」「白人優位主義」の全5冊

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